InfoDirectory使用手引書
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第4部 運用編> 第11章 InfoDirectoryの運用> 11.12 バックアップ/リストア> 11.12.2 リストア手順

11.12.2.1 InfoDirectoryサーバのリストア手順

InfoDirectoryサーバのリストア手順を以下に示します。

DSA資源のリストア手順

 一般的なリストア手順を以下に示します。


  1.  Administrators グループに所属しているユーザでログインします。

     root グループに所属しているユーザでログインします。
     

  2.  MS-DOS画面を起動して、DSAの格納先ディレクトリに移動します。

     DSAの格納先ディレクトリに移動します。
     
  3. DSAが起動している場合、odsstopコマンドを使用して、DSAを停止します。

     odsstop

  4. odsidrestコマンドを使用して、DSAデータベースを「/XXXX/XXXXディレクトリ」配下からリストアします。

     odsidrest -o /XXXX/XXXX

 

DSAデータベースのリストア手順

一般的なリストア手順を以下に示します。

方法1

 バックアップしたDSAデータベースをそのままの状態でリストアします。


  1. Administrators グループに所属しているユーザでログインします。

     rootグループに所属しているユーザでログインします。
     

  2.  MS-DOS画面を起動して、DSAの格納先ディレクトリに移動します。

     DSAの格納先ディレクトリに移動します。
     
  3. バックアップDSAデータベースをリストアします。

     odsrcコマンドを使用して、バックアップファイル番号 2からリストアする場合の例です。

     odsrc -b 2 -n

     以下のようなメッセージが表示されます。

     Recovering database from backup2.000
     Freezing database for recovery
     Database frozen for recovery
     200XXXXXXXXZ
     WARNING: no update logs applied
      if these update logs are not applied before the directory is started
      then any changes contained in them will be lost
     
     Database frozen for recovery

  4. 管理ツールを使用してDSAに対して更新できるようにします。

     [管理ツール]ウィンドウ → [サーバツール]メニュー → [サーバ管理]ウィンドウ → [データベース] → [フリーズコンフィグレーション]ダイアログ]を開いて、リストアの状態を[オン]から[オフ]に変更します。

 

方法2

 バックアップしたDSAデータベースを最新の状態でリストアします。


  1. Administrators グループに所属しているユーザでログインします。

    root グループに所属しているユーザでログインします。
     

  2.  MS-DOS画面を起動して、DSAの格納先ディレクトリに移動します。

    DSAの格納先ディレクトリに移動します。
     
  3. odsrcコマンドを使用して、バックアップDSAデータベースをリストアします。

     odsrc

     以下のメッセージが表示されます。

     Recovering database from backupX.000
     Freezing database for recovery
     Database frozen for recovery
     200XXXXXXXXXXXZ
     Applying update logs
     Reading country codes from file iso3166
     
     Database unfrozen

 

方法3

 異常が発生する前までのDSAデータベースの状態にリストアします。


  1.  Administrators グループに所属しているユーザでログインします。

     root グループに所属しているユーザでログインします。
     

  2.  MS-DOS画面を起動して、DSAの格納先ディレクトリに移動します。

     DSAの格納先ディレクトリに移動します。
     
  3. バックアップDSAデータベースをリストアします。

     odsrcコマンドを使用して、バックアップファイル番号 1からリストアする場合の例です。

     odsrc -b 1 -n

     以下のようなメッセージが表示されます。

     Recovering database from backup1.000
     Freezing database for recovery
     Database frozen for recovery
     200XXXXXXXXZ
     WARNING: no update logs applied
      if these update logs are not applied before the directory is started
      then any changes contained in them will be lost
     
     Database frozen for recovery

     

  4. 差分反映したいアップデートログを指定します。

     「DSA格納先ディレクトリ/Ulogs」配下のファイル一覧を確認します。バックアップファイル番号 2からの差分反映したいアップデートログを指定します。

     以下の例では、odsaulコマンドを使用して、“U20000920235818Z”から、“U20010806060448Z”までのアップデートログを反映します。

     odsaul -f20000920235818Z -l20010806060448Z

     以下のメッセージが表示されます。

     Reading country codes from file iso3166

     

  5. リストアしたDSAデータベースを確認します。

     リストアしたDSAデータベースの情報をldapsearchコマンドなどで検索して確認します。


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