InfoDirectory使用手引書

10.4.4 自動起動／自動停止設定

　自動起動／自動停止設定は、Solaris OEだけで使用可能です。

　Solaris OEマシンの実行制御スクリプトを使用して、システムの起動／停止の延長でDSAを自動的に起動／停止することができます。

　以下の手順にしたがって設定してください。

1. root権限（ログイン名：root）でログインします。
   　
2. サーバごとの「/etc/init.d」配下に、InfoDirectoryのプロシジャファイル“init.infodir”をコピーします。
   /etc/init.d/[ファイル名]は重複がないよう、各ユーザで指定してください。なお、以降の設定例はファイル名を“init.infodir”として説明します。
   　

   　# cp /opt/FJSViddsa/scripts/init.infodir /etc/init.d/[ファイル名]

   　

3. 「/etc/init.d」配下にコピーしたプロシジャファイル内のDSADIR変数に、自動起動するDSAのパスを指定してください。
   　

   　DSADIR=/work/DBDB/dsa

   　

4. 「/etc/init.d」配下にコピーしたプロシジャファイルを、下記のファイル名で、各実行レベルディレクトリ配下にリンクします。

   　リンクファイル名形式
   　

   　[S,K][0-9][0-9][A-Z,a-z,0-9]...

   　1文字目 S ： システムプロセスが起動されます。
   　　　　K ： システムプロセスが終了(kill)されます。
   　2〜3文字目 実行する順番(2桁の数字)
   　4文字以降 実行するサービス名

   　# ln -s /etc/init.d/init.infodir /etc/rc0.d/K00infodir
   　# ln -s /etc/init.d/init.infodir /etc/rc1.d/K00infodir
   　# ln -s /etc/init.d/init.infodir /etc/rc2.d/K00infodir
   　# ln -s /etc/init.d/init.infodir /etc/rc3.d/S99infodir

   　

5. 各実行レベルディレクトリでのリンク状態を確認します。

   　# cd /etc/rc0.d
   　# ls -l K00infodir
   　　K00infodir → /etc/init.d/init.infodir
   　# cd /etc/rc1.d
   　# ls -l K00infodir
   　　K00infodir → /etc/init.d/init.infodir
   　# cd /etc/rc2.d
   　# ls -l K00infodir
   　　K00infodir → /etc/init.d/init.infodir
   　# cd /etc/rc3.d
   　# ls -l S99infodir
   　　S99infodir → /etc/init.d/init.infodir