InfoDirectory使用手引書

2.2.13 Webコネクタ

　InfoDirectoryサーバのエントリ情報をWebブラウザで参照などしたい場合、Webコネクタの機能を使用することにより可能です。主にユーザ情報の検索などで使用します。

　Webコネクタでは、以下の4つの機能を提供します。

• エントリ情報の検索

  　エントリ情報の検索を行いたい場合、以下の2つの検索方法があります。

  • 検索

    　オブジェクトクラス、属性および属性値を指定して検索することが可能です。

  • 詳細検索

    　複数の検索条件を指定して検索することが可能です。
    　

• ユーザエントリ情報の更新

  　利用するユーザのエントリ情報を更新することが可能です。この場合、そのユーザのパスワードを指定する必要があります。この時、InfoDirectoryサーバとのログイン操作が行われます。
  　

• ユーザパスワードの変更

  　利用するユーザのパスワード情報を変更することが可能です。
  　

• ログイン

  　ログイン機能は以下の2つの使用方法があります。

  1. ユーザ自身のDNでログイン

     　Webコネクタはデフォルト、アノニマスでアクセスしています。ユーザ自身のDNでアクセスしたい場合、ログイン機能によりログインすることが可能です。

  2. 時間切れによる再ログイン

     　ユーザ自身のDNでログインした後、一定時間アクセスしないと、InfoDirectoryサーバとのセションが切れます。この時に継続したい場合は、再度ログインを行います。

　現在、以下の機能は未サポートです。

• SSL通信

  　WebブラウザとWebプロセス間、およびWebプロセスとInfoDirectoryサーバ間は、SSLを使用してデータ通信することはできません。

• リフェラル先エントリ情報の参照・更新

  　Webコネクタは、InfoDirectoryサーバからリフェラル情報が通知されると、リフェラル先のInfoDirectoryサーバにアクセスせずに、通知されたLDAP URLを表示します。リフェラル先のInfoDirectoryサーバへ接続して、エントリ情報を参照・更新することはできません。

　Webコネクタの運用にあたっては、Webブラウザでのエントリ管理（Webコネクタ）を参照してください。