Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第3章 環境構築(SSO管理者編)

3.1 環境構築の流れ

 認証基盤の環境構築の流れを説明します。

 環境構築の流れは、次の2種類があります。

   ・リポジトリサーバ、認証サーバを別々のマシンに構築する
    (中規模システム、または大規模システムを構築します)
   ・リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する
    (小規模システムを構築します)


認証基盤構築補助シートの利用

 認証基盤の環境構築時に、Interstage管理コンソールに設定するサーバ間の接続情報の算出を支援する認証基盤構築補助シート(Excelファイル)を提供しています。必要に応じて以下の格納先より取り出して使用してください。なお、使用方法については、本シート内の[利用手順]を参照してください。

認証基盤構築補助シートのファイル名と格納先

 認証基盤構築補助シートのファイル名
 SSO_Auth_L.xls
 SSO_Auth_M.xls
 SSO_Auth_S.xls
 認証基盤構築補助シートの格納先

 C:\Interstage\F3FMsso\ssocm\doc

 /opt/FJSVssocm/doc

認証基盤構築補助シートの利用条件

 認証基盤構築補助シートは、Microsoft(R) Excel 2000、およびMicrosoft(R) Excel 2002のみに対応しており、ご使用のコンピュータに、Microsoft(R) Excel 2000、またはMicrosoft(R) Excel 2002がインストールされている必要があります。
 また、本シートは、マクロを使用しています。ご利用にあたっては、あらかじめMicrosoft(R) Excelのセキュリティレベルを設定し、マクロを有効にする必要があります。セキュリティレベルの設定方法の詳細については、Microsoft(R) Excelのヘルプを参照してください。
 なお、Microsoft(R) Excelのセキュリティレベルを変更する場合は、変更に先立ってシステム管理者に相談してください。

 例として、以下にMicrosoft(R) Excel 2002で本シートを利用するための、セキュリティレベルの設定手順を記載します。

  1. Microsoft(R) Excel 2002を起動し、メニューバーから[ツール(T)] - [マクロ(M)] - [セキュリティ(S)]の順に選択します。
  2. マクロのセキュリティ設定画面が表示されますので、[セキュリティレベル]タブの[中(M)]を選択します。
  3. [OK]ボタンをクリックします。
  4. Microsoft(R) Excelをいったん終了させ、再度起動します。
  5. メニューバーの[ファイル(F)] - [開く(O)]を選択し、認証基盤構築補助シートを開きます。
  6. マクロの有効化を決定するダイアログが表示されますので、[マクロを有効にする(E)]ボタンをクリックし、マクロを有効にします。

 なお、本シート使用後は、必要に応じてセキュリティレベルを元に戻してください。


下へ3.1.1 リポジトリサーバ、認証サーバを別々のマシンに構築する
下へ3.1.2 リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する

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