Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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2.4.1 ジョブスケジューラの非互換項目
ジョブスケジューラの非互換項目を示します。以下の説明でのバージョン表記は、OSごとに以下のバージョンを示します。このバージョンは、ジョブスケジューラ単体製品のバージョンで、Systemwalker Operation Managerのバージョンとは異なります。
1.0: ジョブスケジューラ Solaris版 1.0 UXP/DS版 V10L10
2.0: ジョブスケジューラ Solaris版 2.0 UXP/DS版 V11L10
3.0: ジョブスケジューラ Solaris版 3.0 UXP/DS版 V20L10
3.1: ジョブスケジューラ Solaris版 3.1 UXP/DS版 V20L20
3.1.1: ジョブスケジューラ Solaris版 3.1.1 UXP/DS版 V20L21
4.x: ジョブスケジューラ Solaris版 4.0以降 UXP/DS版 V21L10以降
■1.0の非互換項目
■1.0〜3.1.1の非互換項目
■1.0〜4.xの非互換項目
- ジョブスケジューラのログやjobschprintコマンドの出力が変更されています。
- ◆参照:
- “Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“ジョブスケジューラコマンド”
- Motif版の画面は提供されません。
- ジョブネットで参照しているカレンダおよび起動日雛形は削除できません。
- セキュリティの向上のため、プロジェクトの概念が導入されています。ジョブを登録するためには、システム管理者(スーパ・ユーザ)が前もってプロジェクトを登録しておく必要があります。以前の登録ユーザは、プロジェクトの所有者として扱われます。
- Solaris版のパッケージ名が変更されているため、データベースディレクトリが、/var/opt/FSUNJOBSCから/var/opt/FJSVJOBSCに、インストールディレクトリが、/opt/FSUNJOBSCから/opt/FJSVJOBSCに変更されています。
- 従来のデータベースファイルはそのままでは使用できません。移行コマンドにより変換する必要があります。
- ◆参照:
- “Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschconvertコマンド”
■2.0〜3.1.1の非互換項目
- ジョブの監視ウィンドウで変更した再起動ポイント、終了コード無視、出力無視の属性は、ジョブネットの再起動時のみ有効となります。
■3.1〜3.1.1 拡張オプションの非互換項目
- 拡張オプションは提供されません。拡張オプションで提供されていた機能は、一般機能として提供されます。拡張オプションがインストールされている場合は、パッケージをシステムから削除してください。削除方法は、ジョブスケジューラ拡張オプションのソフトウェア説明書を参照してください。
■3.1〜4.xおよびSystemWalker/OperationMGR 4.xの非互換項目
- jobschmsgclearコマンドで-allを指定した場合、自分が所有者であるすべてのプロジェクト内のジョブネットのメッセージ事象の発生情報がクリアされます。プロジェクトを特定したい場合は、オペランドでプロジェクト名を指定してください。
- ◆参照:
- “Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschmsgclearコマンド"
- jobschcontrol,jobschctlgrpコマンドで“停止解除を行うオペランドを“liberate”から“continue”に変更しました。なお、従来の“liberate” でも“停止解除”を行うことができます。
- ◆参照:
- “Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschcontrolコマンド”
- ◆参照:
- “Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschctlgrpコマンド”
■4.xの非互換項目
- jobschconvertコマンドは、一般ユーザは使用できません。スーパ・ユーザで使用してください。
- カレンダ名に以下の文字は使用できません。以前のデータベースに以下の文字が含まれている場合、そのカレンダは移行されません(無視されます)。使用できない文字を以下に示します。
/?*;,\<>|:"
■ 環境定義ファイルの互換について
環境定義ファイルとは、ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下の以下の名前のファイルを指します。
db_calendar.default
sysfile.sys
holiday_info.db(ジョブスケジューラ 4.0以降のバージョンレベルの場合のみ)
msm.db/jobschmsm.dat
msm.db/monitor_hosts
msm.db/access_hosts
以前のバージョンレベルのジョブスケジューラで作成されたユーザデータは、本ソフトウェアではそのままでは使用できません。データベース移行コマンドにより、読み込み可能なデータに変換する必要があります。
データベース移行コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の、“jobschconvertコマンド”を参照してください。
■ユーザデータの互換について
ユーザデータとは、ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下の以下の名前のファイルを指します。
ジョブスケジューラ 4.0より前のバージョンレベルの場合
ユーザ名
ユーザ名.msg
ユーザ名.grp
ジョブスケジューラ 4.0以降のバージョンレベルの場合
ユーザ名.dbx
ユーザ名.grp
以前のバージョンレベルのジョブスケジューラで作成されたユーザデータは、本ソフトウェアではそのままでは使用できません。データベース移行コマンドにより、読み込み可能なデータに変換する必要があります。
データベース移行コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschconvertコマンド”を参照してください。
■SystemWalker/OperationMGR 5.2以前のバージョンとの非互換項目
出口プログラムに渡されるパラメタとして、“サブシステム番号”が追加されます。
■SystemWalker/OperationMGR 5.2以前のバージョンから移行する場合の注意事項
jobschr.iniファイルの場所が、クライアント側のシステムルートから、クライアント側のOperation Managerインストールディレクトリ\Mpwalker.JM\mpjmcl\etcに変更されました。
■Systemwalker OperationMGR 10.1以前のバージョンとの非互換項目
- [グループまたはジョブネットの新規作成/変更/監視]ウィンドウのジョブフローのアニメーション機能は削除されました。
- Systemwalker Operation Managerクライアントより[複数サーバ監視]ウィンドウが削除されました。
複数サーバ監視を行う場合は、複数サーバ監視クライアントより[複数サーバ監視]ウィンドウを起動して監視してください。
- [ホストのプロパティ]ウィンドウで監視ホストの表示名を定義する場合に、すでに登録されている表示名は指定できなくなりました。重複しない表示名を指定してください。
- 監視ホストに重複するホスト名が複数登録されていた場合、監視ホスト構成を読み込む際に、表示名が以下のように変換されます。
“表示名_xxx”(xxx:000から順番に番号が振られます)
なお、“表示名_xxx”が128バイトの制限を超えてしまう場合、または“表示名_xxx”と同名の表示名がすでに登録されていた場合は、以下のように変換されます。
“HOST_xxx”(xxx:000から順番に番号が振られます)
- Systemwalker OperationMGR 10.1以前では、“再起動”操作によって実行中となったジョブネットが終了した場合の状態および終了コードは、“再起動”操作により動作したジョブの状態および終了コードによって決まります。“再起動”操作前に終了状態となっているジョブの状態は含まれませんでした。
Systemwalker Operation Manager 11.0以降では、“再起動”操作により実行中となったジョブネットが終了した場合の状態および終了コードは、ジョブネットに含まれるすべてのジョブの状態および終了コードによって決まります。すなわち、“再起動”操作前に終了状態となっているジョブの状態も含みます。
- Systemwalker OperationMGR 10.1以前では、警告状態のジョブネットが終了する前に、異常終了のジョブを無効状態にした場合、そのジョブネットが終了した時の状態および終了コードは、無効状態のジョブを除くすべてのジョブの状態および終了コードによって決まります。
Systemwalker Operation Manager 11.0以降では、警告状態のジョブネットが終了する前に、異常終了のジョブを無効状態にした場合、そのジョブネットが終了した時の状態および終了コードは、無効状態のジョブの前状態を含む、すべてのジョブの状態および終了コードによって決まります。
- ジョブ履歴に出力されるホスト名の最大値が、8バイトから16バイトに変更されました。
- Systemwalker OperationMGR 10.1以前では、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[基本情報]シートの[電源未投入時の処置として電源投入時に起動]がチェックされていない場合、サーバの電源投入時に起動予定時刻を過ぎていて起動されなかったようなジョブネットは、無効状態としてガントチャート上に表示されます。
Systemwalker Operation Manager 11.0以降では、このようなジョブネットは、未実行状態としてガントチャート上に表示されるようになります。
- ジョブスケジューラのスケジュール情報をポリシー配付する場合、ジョブ、ジョブネットおよびグループの状態は実行待ち(停止中、無効状態の場合を除く)となり、開始時刻や終了時刻、終了コードなどの実行実績情報は初期化されて配付されるようになりました。また、メッセージ事象の発生状況もクリアされます。
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