Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 バージョンアップ時の移行作業【Windows】> 1.6 V2.0L10から移行する場合

1.6.1 注意事項

MpWalker/JM V2.0L10から移行する場合の注意事項について、以下の構成で説明します。

■電源制御についての注意事項

注意事項

対処方法

1

電源の定義は、カレンダ機能のSYSTEM_CALENDAR に、インストール時に自動的に変換されます。

電源投入時刻/切断時刻の指定がないパターンは、次のパターンに変換されますので、運用に合わせて修正してください。
− システムスタート時間の指定がない場合は、午前0時として設定されます。
− システムクローズ時間の指定がない場合は、午前0時として設定されます。
− システムクローズ時間にリブート チェックボックスが選択されている場合でも、電源切断時刻として設定 されます。

2

インストール先ディレクトリが変更されました。

スタートメニューに登録されているコマンドのパス名を、“インストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin”に変更してください。

3

MpWalker/JM V2.0で、“休日”“無効”および“設定のない日”は以下のように移行されます。 休日・無効 : 休日に移行される 設定のない日: 標準パターンに移行される

電源投入・切断を行わないことを意図して、これらの定義を行っている場合、SystemWalker/OperationMGR V4.0以降のバージョンをインストール後、以下のように変更してください。
【1日中運転をしない場合】 “休日”にする
【1日中運転を行う場合】 24時間定義されているパターンに変更する24時間定義されているパターンに変更した場合、翌日の定義によっては、午前0時にシャットダウンされます。引き続き運転を行う場合は、翌日を午前0時から始まるパターンに変更してください。

4

MpWalker/JM V2.0で“運転開始時刻”を定義していない場合、SystemWalker/OperationMGR V4.0以降では、午前0時に電源投入として扱います。

前日に電源が投入されていない場合は午前0時に電源投入として扱います。運転しない日は休日に変更してください。

5

MpWalker/JM V2.0で“運転終了時刻”を定義していない場合や“運転終了時刻”で“リブート”を指定している場合は、翌日午前0時までの運転として扱います。

翌日の運転が午前0時から運転開始でない場合は、午前0時にシャットダウンされます。引き続き運転を継続する場合は、翌日を午前0時から始まるパターンに変更してください。

6

MpWalker/JM V2.0でジョブスケジューラの日変わり時刻を定義している場合、その日変わり時刻が、電源スケジュールでも採用されます。

日変わり時刻が午前0時以外に定義されている場合、1日の運転スケジュールが、日変わり時刻から午前0時までと、午前0時から日変わり時刻までに変更されます。

■ジョブスケジューラについての注意事項

注意事項

対処方法

1

ジョブネットおよびグループの新規登録時は、ジョブフロー情報のみ登録するように変更しました。

起動時刻などの詳細な情報は、プロパティとして、後から変更してください。

2

[リカバリジョブの情報]ウィンドウを削除しました。

リカバリジョブは、通常のジョブとして登録後、リカバリの属性を指定してください。

3

[起動日の詳細情報]ウィンドウを削除しました。

起動日の詳細情報は、ジョブネットのプロパティとして指定してください。

4

[複数システム監視]ウィンドウから各ホストへ個別接続する機能を削除しました。

複数サーバ監視クライアントの[複数サーバ監視]ウィンドウに表示されている各サーバヘ個別に接続する場合は、ホスト選択ツリーまたはホストサマリ表示域で対象サーバを選択してください。

5

サービス起動パラメタ設定コマンド(jobschsetparm )を削除しました。

サービス起動パラメタの設定は、 [Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウから行ってください。

6

カレンダ名に以下の文字種が含まれる場合、カレンダは移行されません(無視されます)。 / ? * ; , \ " < > :

移行前に、カレンダ名に左記文字種が含まれていない事を確認して、含まれていた場合は、移行後に別の名称で再度定義してください。

7

以下の新規機能追加および機能改善を実施しました。
− クライアントの全画面について、形式および操作方法を変更しました。
− 登録ユーザの概念がなくなり、プロジェクトとして管理します。以前の登録ユーザは、プロジェクトの所有者として扱われます。
− 登録情報の変更に伴い、コマンドのパラメタ、制御文形式および出力形式を変更しました。
− ジョブネットで参照しているカレンダおよび起動日雛形は削除できません。
− 出口へ渡るユーザ名は、プロジェクト名に変更しました。

新規機能追加および機能改善のため、対処方法はありません。

■イベント監視についての注意事項

注意事項

対処方法

1

監視イベント定義は、3種(システム/アプリケーション/セキュリティ)のログを共に特定するように3行に変換されます。

新規機能追加のため、対処方法はありません。


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