Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 バージョンアップ時の移行作業【Windows】> 1.3 移行手順

1.3.2 別のマシンへ移行する場合

Systemwalker Operation Managerを、別のマシンへ移行する場合の手順を説明します。移行する手順は、移行元のSystemwalker Operation Managerのバージョンによって違います。MpWalker/JM V1.0L10からMpWalker/JM V2.0L10までのバージョンを移行する場合と、MpWalker/JM V3.0L10以降またはSystemWalker/OperationMGR V4.0L10以降のバージョンを移行する場合に分けて説明します。

■MpWalker/JM V1.0L10からMpWalker/JM V2.0L10までのバージョンを移行する場合の手順

以下の手順で移行します。

◆1) 移行先マシンへのSystemwalker Operation Managerのインストール

移行先のマシンへ、本バージョンのSystemwalker Operation Managerをインストールします。以下のことに注意してインストールしてください。

インストール手順の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

◆2) サービスの停止

移行元マシンおよび移行先マシンの両方で、以下のサービスを停止します。

◆3) 資源の複写

移行元マシンの以下のディレクトリおよびファイルを、移行先マシンの同一ディレクトリ、同一ファイルに上書きしてください。

◆4) jobschconvertコマンドの実行

移行先マシンで、以下のコマンドを実行してください。

インストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin\jobschconvert.exe


コマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

◆5) 自動化の再設定(V2.0L10の場合で、自動化の機能を使用している場合)

MpWalker/JM V2.0L10から移行する場合、自動化の設定は、資産を移行できません。自動化の機能を使用している場合は、移行先マシンで再設定を行ってください。

■MpWalker/JM V3.0L10以降またはSystemWalker/OperationMGR V4.0L10以降のバージョンを移行する場合の手順

MpWalker/JM V3.0L10以降、または、SystemWalker/OperationMGR V4.0L10以降のSystemwalker Operation Managerを別のマシンに移行する場合、ポリシー情報の抽出/配付機能を使用します。

あらかじめ、移行先マシンとは別に、Systemwalker Operation Managerクライアント用マシンを準備し、移行先マシンと同バージョンのSystemwalker Operation Managerクライアント機能をインストールしてください。

移行手順を説明します。

◆1) 移行先マシンへのSystemwalker Operation Managerのインストール

移行先のマシンへ、本バージョンのSystemwalker Operation Managerをインストールします。以下のことに注意してインストールしてください。

インストール手順、環境設定の詳細は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

◆2) ポリシー情報の抽出/配付

本バージョンのSystemwalker Operation Managerクライアントから、移行元マシンに接続し、ポリシー情報を抽出します。その後、移行先マシンに接続して、抽出したポリシー情報を配付します。

ポリシー情報の抽出/配付を行うことにより、移行元マシンの資産が移行先マシンに複写されます。

ポリシー情報の抽出/配付方法の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“既存環境を他のサーバ上に構築する場合の定義”を参照してください。

移行先マシンにSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合は、以下をポリシー抽出の対象から必ずはずしてください。

・[ポリシーの抽出]ウィンドウ−[環境定義]シートの[アクション管理]−[アクション]チェックボックス

・[ポリシーの抽出]ウィンドウ−[登録情報]シートの[イベント監視]−[イベント監視の条件]チェックボックス

◆3) IPアドレスおよびホスト名の変更

移行元マシンと移行先マシンのIPアドレスが異なる場合、移行先マシンおよび連携させるSystemwalker Operation Managerの他のマシンについて、IPアドレスおよびホスト名の定義情報を見直し、必要に応じて再設定してください。

見直しが必要な定義情報については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“IPアドレス、ホスト名の変更”を参照してください。

◆4) セキュリティの定義(移行元マシンで利用者制限の定義をしている場合のみ)

移行元のマシンの、[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウで、[共通パラメタ]ボタンをクリックすると表示される、[Operation Manager共通パラメタの定義]ウィンドウで、[Operation Manager利用者の限定]のチェックを有効にしていた場合、移行先のマシン上でも同様に[Operation Manager利用者の限定]のチェックを有効にします。

◆5) プロセス監視機能の定義

プロセス監視機能の定義は、自動的に移行されません。

移行前の定義は、拡張子に“.beforeXXXXXXXX”を付加したファイル名で同一フォルダ上に退避されますので、必要に応じて退避ファイルを参照し、本バージョンの定義ファイルを修正してください。(“XXXXXXXX”は、本製品のバージョンレベルを表します。)

退避対象の定義ファイルは、以下の3つです。定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。


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