Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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第3章 ジョブ実行制御コマンド> 3.1 システム管理者向けコマンド

3.1.5 mjsview ログファイル出力コマンド

■記述形式

mjsview [-sys サブシステム番号] [-c | -csv] [ログファイル名]
           (注)

注)“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEの
オプションです。

■機能説明

ジョブ実行制御が出力するログファイルは、バイナリ属性を含んでおり、直接参照することができません。よって、このコマンドを使ってログファイルの内容を編集し、標準出力に形式化して出力します。

ログファイルの出力先の変更および保存日数の変更方法は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

なお、[運用情報の定義]ウィンドウの“ジョブ実行履歴情報を保存する”(logパラメタ)を指定していない場合、ログファイルは以下に出力されます。

/var/spool/mjes/hist/日付.log

日付:yyyymmdd形式

■オプション

[EE]
◆-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

◆-c

“-c”を指定すると、コマンド発行時点までのログファイルの内容を形式化して出力した後、ログファイルを継続して監視し、ログを動的に形式化して出力し続けます。ログファイルが存在しない場合は、何も表示せずに終了します。

“-c”を省略すると、コマンド発行時点までのログファイルの内容を形式化して出力した後、コマンドは終了します。

◆-csv

“-csv”を指定すると、コマンド発行時点までのログファイルの内容をcsv形式で形式化して出力した後、コマンドは終了します。

◆ログファイル名

ログファイル名を指定します。

ログファイル名を省略すると、現在有効なログファイルが処理の対象となります。前日のログファイルの内容などを処理したい場合は、ログファイル名をフルパスで指定してください。

■復帰値

0:

コマンド処理が正常に終了しました。

0以外:

コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。

■コマンド格納場所

/usr/lib/mjes

■表示例

mjsview ログファイル出力コマンドの表示例を以下に示します。

1999/10/08 16:50:00 MJS901I MpMjes service start.
1999/10/08 16:51:07 MJS007I job sleep_t_(10155.gp5001) accept
1999/10/08 16:51:07 MJS001I job sleep_t_(10155.gp5001) start
1999/10/08 16:51:10 MJS002I job sleep_t_(10155.gp5001) stop RC(0000)
1999/10/08 16:51:10 MJS006I job sleep_t_(10155.gp5001) purge
1999/10/08 17:04:41 MJS007I job qstop_(10156.gp5001) accept
1999/10/08 17:04:42 MJS001I job qstop_(10156.gp5001) start
1999/10/08 17:11:01 MJS005I job qstop_(10156.gp5001) cancel
1999/10/08 17:11:03 MJS002I job qstop_(10156.gp5001) stop EC(40000222)

EC:ECの文字列で表示される内部コードは16進数表示となります。
RC:RCの文字列で表示される内部コードは10進数表示となります。

 

“-csv”オプション指定時の表示例を以下に示します。

1999/10/08,16:50:00,MJS901I,MpMjes service start.
1999/10/08,16:51:07,MJS007I,job sleep_t_(10155.gp5001) accept
1999/10/08,16:51:07,MJS001I,job sleep_t_(10155.gp5001) start
1999/10/08,16:51:10,MJS002I,job sleep_t_(10155.gp5001) stop,RC(0000)
1999/10/08,16:51:10,MJS006I,job sleep_t_(10155.gp5001) purge
1999/10/08,17:04:41,MJS007I,job qstop_(10156.gp5001) accept
1999/10/08,17:04:42,MJS001I,job qstop_(10156.gp5001) start
1999/10/08,17:11:01,MJS005I,job qstop_(10156.gp5001) cancel
1999/10/08,17:11:03,MJS002I,job qstop_(10156.gp5001) stop,EC(40000222)

EC:ECの文字列で表示される内部コードは16進数表示となります。
RC:RCの文字列で表示される内部コードは10進数表示となります。

■注意事項


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