Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 Systemwalkerコンソール> 2.2 コンソールをカスタマイズする> 2.2.1 Systemwalkerコンソールをカスタマイズする

2.2.1.1 監視画面をカスタマイズする

Systemwalkerコンソール[監視]を、カスタマイズする方法を説明します。カスタマイズは、以下の監視画面について行うことができます。

  1. Systemwalkerコンソール[監視]で、[オプション]メニューの[カスタマイズ]を選択します。

    →[カスタマイ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 変更する項目のタブを選択します。

    以下の項目を変更できます。

    カスタマイズの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

■監視マップ(ノードの状態)をカスタマイズする

ノードの状態(ノード起動中/一部インタフェースが停止中、など)を、マップに表示されているアイコンの枠の色および文字色で識別できます。[文字色]、[背景色/枠色]ボタンをクリックすると、ノードの状態の色をカスタマイズできます。監視マップでアイコンが選択された場合、およびオブジェクトの背景色が設定されている場合は、ラベルの稼働状態は表示されません。

[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、以下の初期値に戻ります。

緑色

ノードが起動状態かつSNMPエージェント動作中。

青色

ノードが起動状態かつSNMPエージェント動作中かつ一部インタフェースが停止中。

水色

ノードが起動状態かつSNMPエージェント未起動。

黄色

ノードが未起動状態。

白色

ノード状態が取得できていません(ノードの状態を監視していません)。

■監視マップ(イベントの状態)をカスタマイズする

イベント発生時、発生元オブジェクトのアイコンに、異常時のイメージを表現することができます。アイコン上に“×”を表示したり、任意のイメージを重ねて表示することができます。

  1. [色設定]で“イベントの状態”を選択します。
  2. “最重要”、“重要”および“警告”の色設定で、“×”の色を設定します。
  3. “最重要”、“重要”および“警告”の[イメージ設定]ボタンをクリックします。

    →[イメージ選択]ウィンドウが表示されます。

  4. アイコンの上に表示するイメージを選択します。
    イメージ設定を選択している場合、監視マップのアイコンには“×”は表示されません。

例えば、イベントの状態が“警告”の“表示する”チェックボックスをOFFに設定した場合、イベント一覧に警告イベントは表示されます。しかし、発生元オブジェクトのアイコンの“×”印、または状態のイメージは表示されません。“重要”、“警告”だけ[表示する]チェックボックスをONにすることはできません。

[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。イメージ設定は、すべて“イメージなし”で設定されます。“×”の色は赤です。

運用管理サーバの以下のディレクトリに格納されているbmp形式、またはpng形式のイメージファイルのうち、ファイル名の先頭が半角の“$”または半角の“_”(アンダーバー)のファイルが、イベント発生時、発生元オブジェクトのアイコンに、異常時のイメージとして表示されます。

[格納場所]

Solaris、Linuxの場合

/var/opt/FJSVfwgui/java/classes/com/fujitsu/systemwalker/bcmgui/mtoelib/image/icon

Windows(R)の場合

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpbcmgui\server\var\java\classes\com\fujitsu\systemwalker\bcmgui\mtoelib\image\icon

[注意事項]

以下の点に注意してアイコンを作成し、運用管理サーバの上記ディレクトリに格納してください。

イメージの形式:
アイコンに指定するイメージは、bmp形式またはpng形式で作成してください。
ファイル名:
ファイル名の先頭は、半角の“$”または半角の“_”(アンダーバー)にしてください。また、先頭文字以外はすべて半角英数字(英字は小文字だけ)にしてください。
透過イメージ:
透過イメージの表示をサポートしていますが、透過イメージを作成できないbmp形式は、左上1ピクセルの色が透過色と判断され、アイコンの表示の際に透過処理が行われます。

背景等、透明で表示したい部分には、左上1ピクセルの色と同じ色を指定して作成してください。

■監視リストをカスタマイズする

“最重要イベント発生ノード”、“重要イベント発生ノード”および“警告イベント発生ノード”の背景色/文字色をカスタマイズします。

[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。初期値は以下のとおりです。

文字色:

白色

背景色:

赤色

■監視イベントをカスタマイズする

“最重要イベント”、“重要イベント”および“警告イベント”の背景色/文字色をカスタマイズします。

[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。初期値は以下のとおりです。

文字色:

最重要のみ白、他は黒

背景色:

最重要のみ赤、他は水色

■その他のカスタマイズ項目

Systemwalkerコンソールで行える上記以外のカスタマイズ項目について説明します。

イベント発生時にアイコンを点滅する

イベント発生時に、アイコン上に表示する異常時の状態を点滅することで、監視マップ上でのイベント発生状況がわかり易くなります。

初期値は、“点滅しない”に設定されています。

  1. Systemwalkerコンソール[監視]の[イベント]メニューの[監視イベントの設定]を選択します。

    →[監視イベントの設定]ダイアログが表示されます。

  2. [イベント発生時の点滅]をチェックします。

    →異常時の状態が点滅します。ただし、監視ツリー上の“×”は点滅しません。

イベント発生時にBEEP音を鳴らす

イベント発生時に、BEEP音を鳴らし通知することができます。

初期値は、“鳴らない”に設定されています。

  1. Systemwalkerコンソール[監視]の[イベント]メニューの[監視イベントの設定]を選択します。

    →[監視イベントの設定]ダイアログが表示されます。

  2. [イベント発生時にBEEPを鳴らす]をチェックします。

    →異常時にBEEP音が鳴ります。

監視リストの絞り込み

監視リストに表示する項目および項目の並び順を変更できます。監視リストの絞り込みには、[リスト表示の設定]ダイアログボックスを使用します。各タブでは、以下のカスタマイズができます。

ノード以外のオブジェクトを表示している状態で、“絞り込み”の“イベント監視対象”を選択した場合は、ノード以外のオブジェクトは表示されません。

初期値では、以下の項目が表示されます。

ツリー

監視機能

編集機能

ノード一覧、ノード管理

表示名
代表アドレス
ホスト名
コンピュータ名
インタフェース数
詳細
OS名
稼働状態
未対処

表示名
代表アドレス
ホスト名
コンピュータ名
インタフェース数
詳細
OS名

業務管理

表示名
オブジェクト種別
稼働状態
未対処

表示名
オブジェクト種別

マップの配置や背景色を変更する

  1. Systemwalkerコンソールの[オプション]メニューから[マップ]の[プロパティ]を選択します。

    →[マップのプロパテ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 変更する項目のタブを選択します。

    以下の項目を変更できます。

    監視マップの変更に関する詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

アイコンを変更する場合

アイコンを変更するオブジェクトのプロパティ画面で、[アイコン]タブを選択します。[参照]ボタンをクリックすると、[アイコン選択]ダイアログボックスが表示されますので、一覧からアイコンを選択します。


独自のアイコンを選択する場合

独自のアイコンを選択する場合は、mpbcmaddiconコマンドを使用してjpeg、bmp またはpngイメージファイルを追加します。mpbcmaddiconコマンドについては、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


アイコンサイズの拡大、縮小

監視マップに表示するアイコンのサイズを拡大、縮小することにより、他のアイコンと区別され、イベント発生時にわかりやすく表示できます。また、表示名が長い場合には、全体が表示できるようになります。

監視マップ表示時に、[オプション]メニューの[図形編集モード]を選択します。図形編集モードがONの場合、アイコンをマウスでドラッグするか、プロパティのアイコンタブからアイコンのサイズを変更します。

監視マップの整列が[解除]以外の場合は、アイコンのサイズを変更できません。アイコンサイズをカスタマイズした後に、整列を[バス型]等に変更した場合は、カスタマイズした大きさで表示されます。

マップ表示の設定を変更する

  1. Systemwalkerコンソール[監視]の[表示]メニューから[マップの表示]を選択します。

    →マップ形式に切り替わります。

  2. [表示]メニューの[表示の設定]を選択します。

    →[マップ表示の設]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 以下の項目を変更できます。

    マップ情報の変更に関する詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

監視マップ上のオブジェクトをカスタマイズする

監視マップに図形、イメージ等を表示・編集することができます。例えば、アイコンを四角で囲んで説明を追加する、等を行い、画面を見易く編集できます。以下の条件のとき、監視マップ上の各オブジェクトの表示をカスタマイズすることができます。

Systemwalkerコンソールが監視機能の場合には、上記のほかに以下の条件も必要です。

監視マップでは、以下のカスタマイズを行うことができます。

編集機能で変更し、保存したマップの情報は、共通マップとして保存されます。一方、監視機能で変更し、保存したマップの情報は、ログインしている管理者固有のマップとして保存されます。

監視機能では、共通マップ、またはログインしている管理者固有のマップのどちらでも監視することができます。表示するマップを変更するには、[表示]メニューから[表示の設定]を選択して[マップ表示の設定]ダイアログボックスを表示し、表示するマップを選択します。

監視イベント種別をカスタマイズする

[監視イベント種別]ウィンドウのボタンに表示するランプのビットマップは、ユーザが独自にカスタマイズすることができます。種別ボタンの各ビットマップをカスタマイズするには、以下を編集します。

[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。


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