Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 - |
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第4章 ヘルプデスクサーバの環境構築(Solaris) |
ヘルプデスクサーバでは、システムパラメタのチューニングを行う必要があります。チューニングが必要なシステムパラメタとその値については、以下の表を参照してください。パラメタにより、既に設定されている値(デフォルト値)に加算する場合と、既に設定されている値と比較し大きい方の値(最大)を設定する場合があります。(加算の場合、設定のシステム上限値も確認してください。)各パラメタがどちらにあたるかは、表の“種別”を参照してください。
詳細についてはSolarisのマニュアル等を参照してください。
[共有メモリ]
パラメタ |
説明 |
値 |
種別 |
shmsys:shminfo_shmmax |
共有メモリセグメントの最大サイズ |
4194304 |
最大 |
shmsys:shminfo_shmmni |
システム全体で作成できる共有メモリセグメントの最大数 |
20 |
加算 |
shmsys:shminfo_shmseg |
プロセスごとのセグメント数 (注1) |
20 |
最大 |
[セマフォ]
パラメタ |
説明 |
値 |
種別 |
semsys:seminfo_semmap |
セマフォマップ内のエントリ数(注2) |
600 |
加算 |
semsys:seminfo_semmni |
セマフォ識別子の数 |
600 |
加算 |
semsys:seminfo_semmns |
システム内のセマフォ数 |
1056 |
加算 |
semsys:seminfo_semmnu |
システム内のundo構造体の数 |
128 |
加算 |
semsys:seminfo_semmsl |
セマフォ識別子ごとの最大セマフォ数 |
50 |
最大 |
[メッセージキュー]
パラメタ |
説明 |
値 |
種別 |
msgsys:msginfo_msgmap |
messageマップ内のエントリ数 (注2) |
128 |
加算 |
msgsys:msginfo_msgmax |
メッセージの最大サイズ |
256 |
最大 |
msgsys:msginfo_msgmnb |
待ち行列上の最大バイト数 |
8192 |
最大 |
msgsys:msginfo_msgmni |
メッセージ待ち識別子の数 |
4 |
加算 |
msgsys:msginfo_msgseg |
メッセージセグメント数 (注2) |
2048 |
加算 |
msgsys:msginfo_msgtql |
メッセージのヘッダ数 |
128 |
加算 |
システムパラメタを編集するには、/etc/systemファイルにチューニングのためのレコードを以下のように追加します。
Solaris 8上にヘルプデスクサーバのみを導入した場合
set shmsys:shminfo_shmmax = 4194304 |
システムパラメタを変更した後は、システムの再起動が必要です。再起動のコマンドを以下に示します。
# cd /
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0
システム再起動後、設定したシステムパラメタが反映されているのを/usr/sbin/sysdefコマンドの出力から確認してください。
Systemwalker Centric Managerは、以下のプロジェクト配下で動作します。
パラメタ |
説明 |
値 |
種別 |
特権 |
project.max-msg-ids |
メッセージ待ち識別子の数 |
4 |
加算 |
特権レベル |
process.max-msg-qbyte |
待ち行列上の最大バイト数 |
8192 |
最大 |
特権レベル |
process.max-sem-nsems |
セマフォ識別子ごとの最大セマフォ数 |
50 |
最大 |
特権レベル |
process.max-stack-size |
プロセスで使用できるスタックメモリセグメントの最大サイズ |
1000000 |
最大 |
基本レベル |
project.max-sem-ids |
セマフォ識別子の数 |
600 |
加算 |
特権レベル |
project.max-shm-memory |
共有メモリセグメントの最大サイズ |
4194304 |
最大 |
特権レベル |
備考.特権レベルは、/etc/projectに“privileged”を指定し、基本レベルは、“basic”を指定します。
システムパラメタを編集するには、/etc/projectファイルを編集します。
システムパラメタを設定する際には、システムの初期値および、設定可能名値の上限を確認した後、値を確認してください。確認方法の例は“システムパラメタのチューニング”を参照してください。
/etc/projectファイル編集例
system:0:System account:::project.max-msg-ids=(privileged,132,deny) |
上記設定をした後、以下のコマンドにより設定情報を確認できます。
# projects -l |
確認コマンド実行例
# projects -l |
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