Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 - |
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第2章 運用管理サーバの環境構築 | > 2.13 Systemwalker Centric Managerのインストール |
インストール先システムの環境について確認事項を説明します。
ソフトウェア説明書(readme.txt、readme2.txt)やインストールガイドには、Systemwalker Centric Managerに関する基本的な注意事項が記載されています。インストール前に必ずお読みください。
イベントの自動対処を確実に行うためには、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、および、“イベント監視”機能をインストールしたクライアントで、システムのネットワーク設定による名前解決の方法が統一されていることが前提となります。そのうえで自ホスト名の取得方法をシステムの設定に合わせる必要があります。
ポート番号161、162を使用しているアプリケーションがないかを確認します。ポートを使用しているアプリケーションがある場合は、別のポートに移動するなどの方法で重複しないようにしてください。
Systemwalker Centric Managerがサポートしている FJSVsmee(SMEEライブラリ)、FJSVssll(SSLライブラリ)、FJSVsclr(SCLRライブラリ)は下記バージョンレベル以上になります。
[Solarisの場合]
[Linuxの場合]
Systemwalker Centric Managerをインストールするコンピュータに、上記バージョンより古いFJSVsmee、FSUNssllまたはFJSVsclrパッケージが既にインストールされている場合は、Systemwalker Centric Managerをインストールできません。古いバージョンのFJSVsmee、FSUNssllまたはFJSVsclrパッケージをアンインストールした後、Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。
Systemwalker Network Topology Manager 監視サーバをインストールする場合は、Systemwalker Centric Manager運用管理サーバでフレームワークのデータベース領域を作成した後にインストールしてください。
ServerView Linux が既に導入されているサーバにインストールする場合、Linuxサーバ上の AlarmService をアンインストールする必要があります。また、ServerView の設定などを変更する必要があります。
以下の作業を行ってください。
ServerView Linux のエージェント側でアラーム設定を行っている場合、ServerView Console にてそれぞれのサーバで定義していた設定を再定義する必要があります。
アラーム設定の定義方法の詳細については、“ServerView ユーザーズカイド”を参照してください。
SNMPトラップ送信先を、運用管理サーバに設定します。
ServerView のアラーム設定を利用している場合には、運用管理クライアントも SNMPトラップ送信先に設定する必要があります。
ServerView Linux の SNMPトラップ通知先の追加および変更方法は、“ServerView ユーザーズカイド”を参照してください。
Linuxサーバ上の ServerView の「AlarmService」をアンインストールします。
ServerView が動作している Linuxサーバ上で以下のコマンドを実行してください。
# rpm -e AlarmService
Linuxサーバの SNMPトラップデーモンが自動起動するように定義されている場合、自動起動しないように設定を変更する必要があります。
以下の手順で設定を変更します。
# /usr/sbin/setup
メニュー画面が表示されます。
「サービス」画面が表示されます。
「*」印を外すには、項目にカーソルを合わせ、[Space]キーを押します。
setup が終了します。
以上の場合は、以下のパッケージおよびバージョンを確認し、パッケージの削除をし、再度、Systemwalker Centric Managerをインストールしてください。
リカバリフロー機能を使用する場合、Symfowareは4.0以降が必要です。Interstage、ObjectDirector、Symfowareと運用管理サーバが共存する場合は、インストールおよび環境設定時に注意が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware,ObjectDirectorとの共存ガイド”を参照してください。
Systemwalker管理者アカウントをインストールする前に作成します。Systemwalker管理者アカウントは、インストール時に指定する必要があり、Systemwalker Centric Managerの各種操作を行う場合の管理者アカウントとして使用されます。また、Systemwalker管理者アカウントは、Systemwalker Centric Managerをインストールするそれぞれのサーバで作成しておく必要があります。なお、システム管理者(スーパ・ユーザ)の権限は必要ありません。
Linuxのアカウント(ユーザ名)とパスワード
アカウント(ユーザ名)/パスワードの文字数は、各機能ごとに異なります。
・Systemwalkerコンソール
− ユーザ名12バイトまで
− パスワード16バイトまで
・Systemwalker Webコンソール
− ユーザ名40バイトまで
− パスワード40バイトまで
・システム監視設定
− ユーザ名36バイトまで
− パスワード16バイトまで
上記機能から、管理者アカウントを使用してログインする場合には、この値内のアカウント(ユーザ名)/パスワードを管理者アカウント/パスワードに指定してください。
Systemwalker Centric Managerをインストールするとsw000001〜sw000006までのグループが作成されます。このグループは、セキュリティロールと関係付けられます。
sw000001〜sw000006までのグループとセキュリティロールとの対応付けは、固定ではありません。sw000001〜sw000006グループのグループIDは、変更しても問題ありません。
なお、Systemwalker Centric Managerをインストールしている状態でこれらのグループを削除すると、Systemwalkerの各機能が利用できなくなります。
インストールされているSymfoware Serverのデータベースの文字コードが、システムの文字コードと異なっている環境に運用管理サーバをインストールした場合、以下のようなメッセージが表示されインストールできません。
[Solaris版の場合]
すでにSymfoware Serverがインストールされていますが、インストールされているSymfoware Serverのデータベースの文字コードがシステムの文字コードと異なるため、運用管理サーバ、または、ヘルプデスクサーバをインストールすることができません。詳しくはマニュアルを参照してください。 |
[Linux版の場合]
すでにSymfoware Serverがインストールされていますが、インストールされているSymfoware Serverのデータベースの文字コードがシステムの文字コードと異なるため、運用管理サーバをインストールすることができません。詳しくはマニュアルを参照してください。 |
この場合、Symfoware Serverをアンインストール後、運用管理サーバをインストールしてください。Symfoware Serverをアンインストールできない場合は、別の環境に運用管理サーバをインストールしてください。
Symfoware Serverがインストールされているが、Systemwalker Centric Managerが必須とするSymfoware Serverのパッケージがインストールされていない環境に運用管理サーバをインストールした場合、以下のようなメッセージが表示されインストールできません。
下記に示すSymfoware Serverのパッケージがインストールされていますが、本製品が必要とするパッケージがインストールされていないため、運用管理サーバ、または、ヘルプデスクサーバをインストールすることができません。運用管理サーバ、または、ヘルプデスクサーバをインストールする場合は、現在インストールされている下記のパッケージを先にアンインストールする必要があります。下記のパッケージをアンインストールする場合は、他の製品で使用されていないことを確認してください。 |
この場合、Symfoware Server(上記メッセージで表示されたパッケージ)をアンインストール後、運用管理サーバをインストールしてください。Symfoware Serverをアンインストールできない場合は、別の環境に運用管理サーバをインストールしてください。
日本語版ではSUNWjfpuパッケージがインストールされている必要があります。
性能監視機能によりSolarisサーバのサーバ性能を監視する場合には、SolarisサーバにSUNWaccuパッケージがインストールされている必要があります。
Solaris 10でNon-global Zoneが存在する環境には、運用管理サーバをインストールできません。Global Zoneだけが存在する環境にしてください。
SELinux機能が有効に設定されているLinux環境には、本製品をインストールすることができません。本製品をインストールするには、SELinux機能を無効に設定してから、本製品をインストールしてください。SELinux機能を無効に設定する方法は、Linuxのオンラインマニュアル等を参照してください。
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