SafeCLUSTER/HA for Oracle導入運用ガイド

3.3.4.1 状態遷移プロシジャのリソース登録

SafeCLUSTER/HA for Oracleが提供するcladdoraコマンドを使用し、Oracleインスタンス切り替え用の状態遷移プロシジャを登録してください。

• 1台目のノードでインストールディレクトリ下のFJSVclora.iniをエディタ（メモ帳等）で編集した後、claddoraコマンドでOracleインスタンス切り替え用の状態遷移プロシジャのリソースをクラスタに登録します。
• 全ての情報を登録する場合は、エクスプローラでインストールフォルダを開き、claddoraコマンドをダブルクリックしてください。
• 環境定義ファイルに設定した情報の中から、一部の情報を登録する場合は、コマンドプロンプトから、以下のように引数で登録するセクション番号を指定して、claddoraコマンドを実行してください。

  %HAORACLE_PATH%\claddora セクション番号

• claddoraコマンドを実行するとコマンドプロンプトに"%ORACLE_SID%リソースの登録を行いました"と登録されたリソース名が表示されます。登録したいリソースが表示されない場合は、環境定義ファイルに誤りがないか確認してください。
• SafeCLUSTER/HA for Oracleで登録不要と判断した場合は、以下のメッセージを表示します。

  [セクション番号]セクションの情報は登録を行いません

  もし登録が必要な情報で上記メッセージが表示された場合は、ノード識別名等の情報に誤りがある可能性があるため、確認してください。
• Web-Based Admin Viewで登録が正常に行われたことを確認してください。
• 登録に誤りがあった場合は、Oracleインスタンス切り替え用の状態遷移プロシジャを一旦削除してから再登録します。削除の方法については、後述の“状態遷移プロシジャのリソース削除”の項目を参照してください。
• 他の全ノードで環境設定ファイルの内容を必ず同じにしてください。
• 他の全ノードでも、claddoraコマンドで状態遷移プロシジャのリソースを登録します。