Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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付録A イベント監視の定義例

A.3 アプリケーションのログを監視対象にする

自システムのログファイルに出力されるアプリケーションのログ(メッセージログ内容を表示した場合の形式)を監視対象にする場合の定義例を説明します。

監視イベントとして“ログファイル監視”を選択した場合、監視対象とするログファイルを[監視ログファイル設定]画面で設定します。

  1. [イベント監視の条件定義]ウィンドウを起動します。
  2. [環境設定]-[監視ログファイル設定]メニューを選択します。

    →[監視ログファイル設定]ダイアログボックスが表示されます。

監視ログファイルの設定を以下の内容で登録します。

ラベル名 :LOG-01 …… (a)
エラー種別:警告 …… (b)
ファイル名:c:\temp\errlog01.txt

監視ログファイル c:\temp\errlog01.txt に出力されるメッセージのうち、以下のメッセージを監視する場合に、[イベント定義]ウィンドウでメッセージを特定する条件の設定例について説明します。

(c)
監視するメッセージ:"Job error occurred at server. Request is ignored."
監視するメッセージ:"Job error occurred at server. Retry."
監視しないメッセージ:"Timeout error occurred at server. Request is ignored."

メッセージ、ログファイルの対応する項目

[イベント定義]ウィンドウの項目

メッセージを特定する条件の説明

-

ホスト名の特定

ホスト名は、インストール時に[自ホスト名取得方法の設定]画面で選択した内容に従って取得した名前です。
自マシンで発生したメッセージを監視対象にする場合は“自システム”を選択します。特に意識しない場合は、“特定しない”を選択します。

-

監視イベント種別の特定

発生メッセージの監視イベント種別を設定します。ログファイル監視のメッセージの場合“ログファイル”を設定します。

警告 … (b)

エラー種別の特定

[監視ログファイル設定]画面で定義したエラー種別を設定します。

-

通報番号の特定

自マシンで発生するメッセージの場合、常に通報番号が0なので、特に特定する必要はありません。

-

重要度の特定

エラー種別が“警告”なので、重要度も“警告”になります。

LOG-01 … (a)

ラベルの特定

[監視ログファイル設定]画面で定義した時のラベル名を設定します。

Job error occurred at server. Request is ignored.
… (c)

メッセージテキストの特定

監視ログファイルに書き込まれたメッセージ内容です。改行コードまでを1つのメッセージと認識します。
監視するメッセージに共通する文章、単語を記述します。今回、監視するメッセージの共通点は“Job error”で始まる点なので、“^Job error”と定義します。“^”文字は、正規表現の特殊文字で、“〜からはじまる”という意味です。

[監視ログファイル設定]画面で、“ラベル、エラー種別を付加する(A)”のチェックボックスをはずした場合は、監視するメッセージにラベル、エラー種別は付加されません。この場合、特定条件の[エラー種別の特定]では、“種別なし”を、特定条件の[ラベルの特定]では、“ラベルなし”を設定してください。

全項目を設定する必要はありません。運用に合わせて必要な項目のみ設定してください。ログファイルに出力されたメッセージのなかで、監視対象のメッセージがSystemwalkerコンソール(監視)の監視イベント一覧に、以下の形式で表示されます。

LOG-01: 警告: Job error occurred at server. Request is ignored.
LOG-01: 警告: Job error occurred at server. Retry


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