Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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付録A イベント監視の定義例

A.1 Windows NT(R)、Windows(R)2000、Windows Server(TM) 2003のイベントログを監視対象にする

イベントログに出力された以下のイベントを監視対象にする場合の定義例を説明します。

イベントの詳細

日付

01/09/12

イベントID

2013 …… (a)

時刻

午後 4:20:24

ソース

Srv …… (b)

ユーザ

N/A

種類

警告 …… (c)

コンピュータ

MAINSRV01

分類

なし …… (d)

説明 …… (e)

D: ディスクがいっぱいか、またはいっぱいに近い状態です。いくつかのファイルを削除してください。

データ

なし

監視対象にするイベントを定義するために、[イベント定義]ダイアログボックスを使用します。

  1. [イベント監視の条件定義]ウィンドウを起動します。
  2. [イベント]-[イベントの追加]メニューを選択します。

    →[イベント定義]ダイアログボックスが表示されます。

[イベント定義]ダイアログボックスを使用して、メッセージを特定する条件を設定します。

イベントログの対応する項目

[イベント定義]ウィンドウの項目

メッセージを特定する条件の説明

-

ホスト名の特定

ホスト名は、インストール時に[自ホスト名取得方法の設定]画面で選択した内容に従って取得した名前を設定します。
ここでは、自マシンで発生したイベントを監視対象にするため、“自システム”を選択します。

-

監視イベント種別の特定

通常、イベントログの場合には、“システム”、“アプリケーション”、“セキュリティ”のどれかを指定します。

-

メッセージタイプの特定

グローバルサーバのメッセージを特定する場合に設定します。通常は設定しません。

種類 … (c)

エラー種別の特定

イベントログの「種類」が“警告”なので、エラー種別は“警告”と設定します。

-

通報番号の特定

自マシンのイベントログに出力されるイベントは、初期値として通報番号に0が設定されます。通報番号が0のため、特に特定する必要はありません。

種類 … (c)

重要度の特定

エラー種別が“警告”なので、重要度は“警告”を設定します。重要度でメッセージを特定しない場合は、“特定しない”を設定します。

ソース … (b)

ラベルの特定

ラベルは監視イベント種別とソース名から構成されます。監視イベント種別が“システム”、ソース名が“Srv”なので、ラベル名を特定する場合には、“SY:Srv”と設定します。

イベントID … (a)
分類 … (d)
説明 … (e)

メッセージテキストの特定

発生イベントのメッセージテキストを設定します。メッセージテキスト文字列すべてを設定する必要はありません。特殊な単語、特殊な文型があれば、それらを設定することもできます。
メッセージのラベル、エラー種別、メッセージテキストが“:”で区切られていない場合や、ラベルの長さが256バイト以上の場合は、ラベルおよびエラー種別のないメッセージとして扱われます。

(a)〜(e) : イベントの詳細の表の記号に対応

全項目を設定する必要はありません。運用に合わせて必要な項目だけ設定してください。上記のイベントログが発生すると、Systemwalkerコンソール(監視)の監視イベント一覧では、以下の形式で表示されます。

SY:Srv: 警告: 2013:D: ディスクがいっぱいか、またはいっぱいに近い状態です。いくつかのファイルを削除してください。


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