Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

第6章 評価する> 6.2 監視イベントをグラフ表示する

6.2.2 グラフを出力する

監視イベントのグラフ表示は、Systemwalker Centric Managerのレポーティング機能であるOCM Managerを使用しています。このため、システム監視マネージャの監視イベントログの情報を元に、CSVファイルを作成する必要があります。その後、OCM Managerを起動し、CSVファイルから監視イベントレポーのグラフを作成します。

■CSVファイルを作成する

opmtrcsv2.exeコマンを実行し、監視イベントログをCSVファイルに出力します。opmtrcsv2コマンドについては、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

■カスタマイズの方法

作成したCSVファイルを元にEMPグループ(テンプレート)を新規に作成し、任意の形式でシステム監視イベントレポートをグラフ表示することができます。カスタマイズすると、以下のグラフを作成できます。

EMPのカスタマイズ手順を簡単に説明します。詳細は、“OCMのオンラインヘルプ”を参照してください。

  1. OCM Managerを起動する
  2. 新規にEMPグループを作成する
  3. データを抽出する
  4. データを加工する
  5. グラフを作成する
  6. グラフの体裁を修正する
  7. EMPグループを保存する

OCM Managerを起動す

[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]を選択し、以下のファイル名を入力します。

新規にEMPグルーを作成する

OCM Managerウィンドウで、[ファイル]メニューの[新規作成]を選択します。新規作成ダイアログボックスで[標準]タブを選択し、[EMPグループ]アイコンを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

データを抽出する

抽出データダイアログボックスでは、データの抽出先を指定します。システム監視イベントレポートのログファイルはCSVファイルなので、[ファイル]オプションボタンを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

ファイルから抽出ダイアログボックスで、[参照]ボタンをクリックし、システム監視イベントレポートのCSVファイル(opmtr.csv)を指定します。先頭の6行が読み込まれます。ヘッダ行の“カラムn”をクリックし、カラム名を入力します。“カラム1”から“カラムn”まで、カラム名を入力し終わったら、[OK]ボタンをクリックします。

新しいワークシートダイアログボックスが表示されますので、ウィンドウ名(=ワークシート名)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。システム監視イベントレポートのCSVファイルが読み込まれました。ここから、データを加工することができます。

データを加工する

OCM Managerウィンドウの[ツール]メニューからコマンドを選択してデータを加工することができます。ここでは、入力データを元に、1時間ごとにMIBtypeごとに集計します。

“time”カラムの表示形式は[地域]コントロールパネルの[時刻]タブの設定に依存します。

[ツール]メニューから[統計]を選択し、以下のように入力します。

統計ダイアログボックスでは、キーとして指定した項目と下部のテーブルで指定した統計値が含まれる新しいワークシートが作成されます。“カラム”フィールドで“キー”に追加するカラム名を選択し、[追加]ボタンをクリックします。“キー”には、date、time、MIBtypeといった集計単位を指定します。“圧縮間隔”には、1時間を指定します。“キー”で日時のフィールドを指定しておきます。統計値は、1時間毎の合計値を計算するので、6行目で“合計”カラムをチェックします。

[統計]ボタンをクリックします。ワークシート名を問い合わせてきますが、何も指定しないで[OK]ボタンをクリックします。

上記のように、ワークシートが作成されます。指定したカラムだけが含まれています。カラム名“value”は、“value_sum”になります。“_sum”は合計を表しています。

次に、[ツール]メニューから[交差結合]を選択し、以下のように指定します。

交差結合では、キー項目(集計単位)と、カテゴリに使用するカラム(ここでは、MIBtypeフィールド)、カテゴリに対応するデータ項目(ここでは、value_sum)を指定します。[カテゴリの値をカラム名として使用する]チェックボックスを選択すると、カテゴリカラムの値とデータカラム名を結合した新カラム名が生成されます。

[結合]ボタンをクリックし、新しいワークシートを作成します。

キー項目に続いて、“交差結合”されたカラムが表示されます。ここからグラフを作成します。

グラフを作成する

OCM Managerウィンドウの[ツール]メニューから[グラフ]を選択します。

グラフを作成するために、X軸に使用する変数、その出力形式を指定します。ここでは、X軸に時間(time)、出力形式に“HH:NN”と指定することにします。[OK]ボタンをクリックすると、グラフが作成されます。

グラフの体裁を修正する

グラフが表示されているウィンドウのツールバーを使用して、グラフの体裁を修正できます。修正できる項目は以下のとおりです。

EMPグループを保存する

EMPグループが完成したら保存します。[ファイル]メニューから[EMPグループ]-[EMPグループを保存]を選択し、EMPグループに名前を付けて保存します。EMPグループは、OCM Managerの起動時に指定したiniファイルに従ったディレクトリ配下に保存されます。標準では、“Systemwalkerインストールディレクトリ\csv”ディレクトリ配下に保存されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2005