Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第5章 障害を復旧する | > 5.2 リモートからコマンドを発行する |
Systemwalker Centric Managerのシステム監視エージェントがインストールされているノードに対して、リモートコマンドを実行することができます。
リモートコマンドを発行できるノードは、以下の操作で確認できます。Systemwalkerコンソールから、ノードプロパティダイアログボックスの[Systemwalker Centric Manager]タブを表示します。“Systemwalker Centric Managerがインストールされている”チェックボックスがチェックされていることを確認します。または、Systemwalkerコンソールをリスト表示して、“詳細”カラムに“S”という文字列が表示されていることを確認します。
リモートコマンドの応答がエラーになるような場合は、以下のことを確認してください。
メッセージ送信先システムに定義したホストに、pingが通るか確認してください。pingが通らない場合、ネットワーク構成を見直してください。
メッセージ発生元のホスト(被監視サーバ)から、メッセージ送信先システムに定義したホスト(監視サーバ)までの間にFirewallが存在するか確認してください。Firewallが存在する場合は、以下のポートの通信を許可してください。
この場合は、システム構成(メッセージ送信先システム)を見直してください。
例1)
例2)
←:A、Bの通信環境定義の中継フラグがONの場合
例3)
サーバDの送信先の定義には、B経由とC経由があります。
→[リモートコマンド]ウィンドウが表示されます。
→リモートコマンドを発行する前に以下のメッセージボックスが表示されます。
→[リモートコマンド]ウィンドウが表示されます。
→選択しているノード上でコマンドが実行されます。
→コマンドの実行結果(標準出力)は[コマンド結果]フィールドに出力されます。
リモートコマンドを発行するときのカレントディレクトリは、以下のとおりです。
環境変数は、一括起動でシステム監視エージェントが起動されたときの環境です。
→[リモートコマンド]ウィンドウが表示されます。
→リモートコマンドグループに定義されたコマンド名、コマンドラインがコマンド一覧、実行コマンド欄に自動的に入力され、選択しているノード上でコマンドが実行されます。
→コマンドの実行結果(標準出力)は、[コマンド結果]フィールドに出力されます。
→[リモートコマンド]ウィンドウが表示されます。
→選択した複数のノード上でコマンドが実行されます。
→コマンドの実行結果(標準出力)はコマンド結果フィールドに出力されます。
Systemwalker Centric Managerのシステム監視をインストールしているノードに対して、リモートコマンド検索を実行することができます。
→[リモートコマンド検索]ウィンドウが表示されます。
[リモートコマンド検索]ウィンドウには、最大1000行のコマンドおよびコマンド応答を表示することができます。1000行を超える場合には、メッセージが表示され、検索開始日時から1000行分のコマンド応答が表示されます。コマンド応答がない場合には、その旨、メッセージが表示されます。
[リモートコマンド検索]ウィンドウでは、次のように表示されます。
→[条件指定(リモートコマンド検索)]ダイアログボックスが表示されます。
→選択しているノードで過去に実行されたリモートコマンドの実行結果ログの中から、検索条件に当てはまるログが、[リモートコマンド検索]ウィンドウに表示されます。
→[リモートコマンド]ウィンドウおよび[リモートコマンド検索]ウィンドウで得られた実行結果は、CSV形式で保存することができます。リモートコマンド表示結果CSV保存ファイルの形式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
リモートコマンドを実行すると、コマンドの実行結果が一時的に多量に発生することがあるため、業務やネットワークに悪影響を及ぼさないように十分な注意が必要です。INS回線などの契約回線を利用し監視する場合には、契約回線以上のノード数にリモートコマンドを発行すると、リモートコマンドの投入に失敗します。
リモートコマンドの実行結果をテキストエディタ等へ貼り付ける場合に、クリップボードへコピーします。
クリップボードに貼り付ける形式は以下のとおり。
1行目:“No.”、“フォルダ”、“表示名”の間をタブ(\t)区切りで表示
2行目以降:“結果”を一覧の上から順に表示
以後、実行コマンド毎に繰り返す
[コピー例]
1\tBCMTEST3\自部門\10.90.151.0\t運用管理サーバ\n |
リモートコマンドの実行結果を[No.]で整列(昇順)して表示します。
→コマンド結果一覧が[No.]で整列して表示されます。
メニューの選択状態は、Systemwalkerコンソール終了時に「終了時の状態保存」がONの場合は、保存します。
監視システムから発行されたコマンドを実行するかどうかを判定するスクリプトを、コマンドフィルタとして登録することができます。必要に応じてスクリプトを作成し登録してください。
登録は[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]から、[通信環境定義]を起動し[動作設定]の詳細にあるコマンドシェルで行います。なお、Windows(R)でバッチを登録する場合、バッチファイルを実行するためにファイルの前に"cmd"コマンドを指定する必要があります。
以下のシェルスクリプトは"reboot","shutdown"の文字列を含むコマンドの実行が拒否されます。
#! /usr/bin/sh |
以下のバッチファイルは"del"、"erase"コマンドの実行が拒否されます。
@echo off |
発行するコマンドについては、以下のことに注意してください。
10個以上のノードを選択してリモートコマンドを発行した場合には、多数の実行結果が混在して、コマンドの応答結果が参照しにくくなります。また、一時的に実行結果が多発して、ネットワークの負荷が高くなるおそれがあります。このため、コマンドの実行結果は表示されず、コマンドの復帰コードだけが表示されます。
リモートコマンドで実行するコマンドの復帰コードは、0〜255で表現されます。0〜255以外のコードの場合、下1バイトコードが表示されます。
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