Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第4章 障害を管理する

4.2 ヘルプデスクを使用してトラブル情報を管理する

ヘルプデスクでは、障害票やQ/A票で障害の管理を行います。以下にヘルプデスクを利用した障害の大まかな管理の流れを示します。

■1. トラブルの通と帳票の発行

トラブルの通知には以下の2つのパターンがあります。

Systemwalkerコンソールへのイベントの通知

  1. Systemwalkerコンソールにイベントが通知されます。
  2. [監視イベント一覧]の各メッセージを選択し、右クリックメニューの[監視イベントの対処]をクリックします。

    →[監視イベント対処]画面が表示されます。

  3. [障害票検索]ボタンをクリックし、類似障害を検索します。類似障害がない場合は、[障害票発行]ボタンをクリックし、障害票を発行します。

    →[発生日時]、[問題要旨]、[問題詳細]は自動的に入力されています。

    障害票の自動発行について

    障害票を自動発行する場合、以下の定義が必要です。

ユーザからの問い合わせ

  1. ユーザから電話やE-Mailなどで、障害が起こったという通知を受けます。
  2. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[ヘルプデスク]を選択します。

    →[ヘルプデスク機能]ダイアログボックスが表示されます。

  3. ノウハウ票で過去の類似障害を検索します。

    →類似障害が見つかり障害に対応できたら、障害対処を終了します。

    →類似障害が見つからない場合は、[帳票発行]ボタンをクリックし、障害票またはQ/A票を発行します。発行する際に発行者は以下の欄を記入します。

■2. 障害への対処

  1. 障害票をヘルプデスク担当者が受け取ります。

    担当者通知機能/エスカレーション機能を設定している場合、該当する担当者に障害票、またはQ/A票が発行されたことがメールなどで通知されます。

  2. 帳票を受け取ったヘルプデスク担当者は、障害票の障害またはQ/A票の質問に対処します。

    過去の帳票を検索して対処方法を見つけます。

    [帳票管理]ボタンをクリックすると、[帳票検索条件]ダイアログボックスが表示されます。ここで、帳票の検索を行います。検索方法には、さまざまな方法があります。

    特に検索に有効なのが、キーワードから検索することです。帳票発行時に検索キーワードを設定しておくと、効率的に帳票の中から障害に類似した例が検索できます。キーワードは検索キーワード欄に直接入力することもできますが、 [検索キーワード設定]ボタンをクリックすると、[検索キーワード設定]ダイアログボックスが表示されて、キーワード一覧から選ぶことができます。

    検索キーワード設定について

    検索キーワード設定は、ヘルプデスク管理者が[キーワード定義]ダイアログボックスでキーワード定義ファイルを登録することにより使用できます。

  3. 新規の障害の場合は、以下のように対応します。

  4. 障害またはQ/Aに対処したら、障害票またはQ/A票の以下の情報を記述します。


リカバリフローとの連携

[帳票発行]画面の対処欄の記事として、対処時に起動するリカバリフローの情報を記述します。復旧対処機能を利用してイベントを対処する時に、対処欄の記事を参考にリカバリフローを起動すると、オペレータは難しい判断をすることなく、対処することが可能です。

■3. ノウハウ票の発行

ノウハウとして残したい事例の場合は、ノウハウ票を発行します。

  1. [帳票管理]ボタンをクリックします。

    →[帳票検索条件]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [表示]ボタンをクリックします。

    →[帳票一覧]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 該当する帳票を選択して、[帳票表示]ボタンをクリックします。

    →[帳票]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [基本情報]タブで[発行]ボタンをクリックします。

    →表示される[帳票発行]ダイアログボックスの[帳票の種類]は[ノウハウ票]となっています。

  5. 内容を確認し、[OK]ボタンをクリックします。

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