Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 監視する | > 3.5 ネットワーク/システムの性能を監視する | > 3.5.3 性能を監視する |
性能監視が監視する性能異常が発生すると、Systemwalkerコンソールに通知されます。性能異常が発生した箇所周辺の状況を把握するため、性能監視マップを表示します。このとき、性能監視マップから別のアプリケーションを呼び出し、異常の調査/解析を行うこともできます。
性能監視マップでは、ネットワーク性能監視機能の監視対象となっている各ノードの接続関係および性能情報を表示します。性能監視マップには以下の2種類があります。
選択したノードを中心にして、そのサブネット内にある監視対象ノードを同心円上に配置し、接続関係を表示します。また、接続関係を示すと同時にノードの性能情報を表示します。本マップにより、特定のノードが、その他のノードのサービスにどのような影響を与えているかを把握できます。
→ノード中心マップが表示されます。
性能情報は、性能監視マップの各回線または各ノードアイコン上に表示されます。トラフィック情報として以下の情報を表示することができます。
また、サーバ性能情報としては以下の情報を表示することができます。
性能監視マップ上に表示するデータ(トラフィック情報、サーバ性能情報)は、[データ]メニューからそれぞれ一つの項目を選択して表示します。
上記の場合、トラフィック情報として回線使用率が、サーバ性能情報としてCPU使用率が表示されています。
多くのインタフェースを持つノードをノード中心マップで表示すると、マップが大きくなりすぎ、一度にマップ全体を把握することができません。このため、上記の同心円形式(マップ表示)に表示する方法の他に、ツリー形式(ツリー表示)で表示する方法のどちらかを選択して表示することができます。ツリー表示すると、回線の重なり、性能情報の重なりを防ぐことができます。
→ノード中心マップが表示されます。
→ノード中心マップがツリー表示されます。
実際には接続されているにもかかわらず、ノード間が接続されていない表示や、ノードが表示されていない場合は、ノードまたは一部のインタフェースが監視対象となっていないことが考えられます。その場合は、ノードおよびインタフェースが監視対象になっているか確認してください。
ただし、VLANやVPN、フレームリレーのVC(仮想回線)の回線を使用している場合は、それらの回線の接続関係は表示できません。
ペアノード経路マップでは、監視マップ上の指定したノード間の経路を表すマップを表示することができます。指定した二つのノード間で利用しているサービスが、その通信経路上の他のノードによって、どのような影響を受けているかを把握できます。
→ペアノード経路マップが表示されます。
性能監視のペアノード経路マップは、ノード間の通信経路を示すマップ上にトラフィック情報およびサーバ性能情報を表示する機能です。本マップを表示したとき、“経路の獲得に失敗しました”というメッセージが出力され、マップ表示に失敗することがあります。失敗する原因と対処方法について以下に説明します。
上記のような不整合が発生した場合、以下に示す方法で 不整合を取り除き、経路上のインタフェースを性能監視の監視対象にしてください。
上記対処を実施しても解決できない場合、SNMPエージェント側の問題であることが考えられます。その場合は、ペアノード経路マップの起点と終点を入れ替えて表示すると解決できる場合があります。
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