Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 監視する> 3.5 ネットワーク/システムの性能を監視する> 3.5.2 性能監視の動作環境を設定する

3.5.2.1 ネットワーク性能監視機能の設定

次の操作により、ネットワーク性能監視の環境を設定します。なお、性能監視の監視項目および各監視項目のMIB計算式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

ネットワーク性能の初期値は以下のとおりです。

  1. Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[ネットワークの性能]- [全体]を選択します。

    →[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [性能監視機能]コンボボックスから[ON]を選択します。
  3. ノードの種別を設定後、[更新]ボタンをクリックします。

[性能監視−全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスでは、種別が運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、ルータであるノードだけを監視対象に設定できます。それ以外のノードをノード単位で監視対象にする場合は、以下の方法で設定してください。

  1. Systemwalker コンソールの監視マップまたはリストで、監視設定を行うノードを選択します。
  2. Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義] - [ネットワークの性能]-[ノード]を選択します。

    →[性能監視-ノード設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [監視対象]コンボボックスから[ON]を選択します。
  4. ノード属性を設定後、[OK]ボタンをクリックします。

[監視対象]は、[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスを表示した時点で[性能監視機能]コンボボックスで[OFF]が選択されている場合に、[ON]を選択する場合にだけ設定が可能です。再設定を行う場合には、次の操作を行います。
  1. [性能監視機能]コンボボックスから[OFF]を選択します。
  2. [更新]ボタンをクリックします。
  3. 再度、[性能監視-全体設定]ダイアログボックスを起動します。
  4. [性能監視機能]コンボボックスから[ON]を選択します。
  5. [監視対象]を変更します。

◆ネットワーク性能監視の監視設定時の注意点

ネットワーク性能監視の監視対象とするには、SNMPエージェントを実装し、SNMPのインタフェース情報が採取できる必要があります。該当ノードのSNMPエージェントを実装した上でノード検出を実施後、[性能監視]−[ノード設定]ウィンドウにおいて監視対象の設定を行います。SNMPの情報が設定されていないインタフェース情報は、[性能監視]−[インタフェース設定]ウィンドウで監視対象から外します。

WANインタフェースの場合は、回線が接続されている状態により回線速度が変化するため、ノード検出時の回線速度と現在の回線速度が異なる場合があります。その場合は、[性能監視]−[インタフェース設定]ウィンドウで適切な値を設定します。

ネットワーク性能の動作環境は以下のように設定されています。

項目

入力値

初期値

構成情報とポリシーの同期・配付

なし/同期のみ/同期・配付

なし

ヒストリ表示時間範囲

1〜24時間

1時間

性能情報ファイル最大保持数

1〜200

31

性能情報収集間隔

5/10/30/60/120分

60分

性能情報採取ポーリング間隔

1/2/5/10/20分
性能情報収集間隔を割り切れる値

2分

ログ蓄積ファイル最大保持数

[ログ蓄積ファイル切替え単位が「日」の場合]
2〜365
[ログ蓄積ファイル切替え単位が「月」の場合]
2〜31

31

ログ蓄積ファイル切替え単位

月/日

ログ蓄積ファイル切替え日

1〜31日

1日

イベント通知

ON/OFF

ON

イベント自動対処

ON/OFF

OFF

CPU使用率(0.01%)

0〜10000

9500

ページフォルト数

0〜10000

1000

DISKビジー率(0.01%)

0〜10000

9500

項目
(サービスレベル基準値)

入力値

初期値

回線種別

Ethernet

FDDI

WAN

その他

 回線使用率

1〜100

30

70

84

84

 破棄パケット率

1

1

1

1

 エラーパケット率

1

1

1

1

 セグメント使用率

30

70

84

84

 コリジョン発生率

25

25

25

25

詳細は“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”の“性能監視 - 全体詳細設定”を参照してください。

◆しきい値超え検出時の動作について

取得した性能情報が設定したしきい値を超えている場合、しきい値超えのアラームが通知されます。

ただし、しきい値超え状態が継続している場合、しきい値超えのアラームが通知されるのは、最初にしきい値を超えた時だけです。いったんしきい値超えの状態が復旧するまで、次のアラームは通知されません。

しきい値超え発生時のエラーメッセージについては、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”を参照してください。


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