Systemwalker Operation Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第4章 運用例> 4.3 設定方法

4.3.8 ジョブネットを登録する

“営業”プロジェクトにジョブネットを登録します。

登録するジョブネット名称およびジョブネット名(括弧内)は以下のとおりです。

本項では、顧客データ管理ジョブネットを登録する場合を例にあげて説明します。以下に、顧客データ管理ジョブネットに登録するジョブのワークシートを示します。

■ジョブのワークシート(顧客データ管理ジョブネット)

コマンド
(ジョブ名)

コメント

ジョブを
実行する
ディレクトリ

正常
終了
コード
上限値

終了
コード
無視

リカバリ
ジョブ

先行
ジョブ

kokyaku
(kokyaku)

顧客管理

を行う

/home/data/user

25

×

×

hachu
(hachu)

発注管理
を行う

/home/data/order

25

×

×

kokyaku

zaiko
(zaiko)

在庫管理

を行う

/home/data/stock

25

×

×

hachu

recover
(recover)

発注管理の

リカバリ
ジョブ

/home/data/recov

25

×


(元のジョブ再起動)

hachu

※1 上記の「終了コード無視」は、“終了コードに関係なく、正常終了とする”の指定の有無になります。
※2 ジョブネットの実行属性はすべて“ジョブ実行属性”とします。

上記のジョブから構成される顧客データ管理ジョブネットを登録します。

以下に手順を示します。

以下は、コマンドアシスタントを利用しない場合の手順になります。
  1. [ジョブネットの新規作成]ウィンドウの表示

    [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、対象プロジェクトの“営業”を選択します。

    そのままの状態で、[ファイル]メニューの[新規作成]−[ジョブネット]−[ジョブ実行属性]を選択します。(または、右クリックによるポップアップメニューの[新規作成]から[ジョブネット]−[ジョブ実行属性]を選択することもできます)

    [ジョブネットの新規作成]ウィンドウが表示されます。

  2. ジョブネットへのジョブの登録

    “kokyaku”ジョブを登録します。

    [配置モード]ボタンをクリックし、配置モードに切り替えます。(アイコン選択域でアイコンを選択した場合も、自動的に配置モードになります。)

    配置モードの状態で、アイコン選択域より[コマンド実行]アイコンを選択します。ジョブフロー表示域の任意の場所で左クリックすると、その場所にアイコンが配置されます。新規にアイコンを配置すると同時に、[登録−ジョブ]ウィンドウが表示されます。

    [登録−ジョブ]ウィンドウの[基本情報]シートに、ジョブの情報を入力します。

    “kokyaku”ジョブの情報の入力が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。

    [コマンド実行]アイコンの下に、ジョブ名"kokyaku"が表示され、“kokyaku”ジョブの登録が完了します。

    同様の手順でジョブ“hachu”および“zaiko”を登録します。

  3. ジョブネットへのジョブの登録(リカバリジョブの場合)

    “hachu”ジョブが異常終了した場合に起動される"recover"ジョブを登録します。

    2.と同様の手順で[ジョブ−登録]ウィンドウの[基本情報]シートを入力します。

    次に、[制御情報]シートを選択し、[リカバリ]および[元のジョブ再起動]チェックボックスをチェックします。

    入力が完了したら[OK]ボタンをクリックしてください。

    リカバリジョブの場合、アイコン上にリカバリジョブを表す印(赤色のひし形内に矢印)が表示されます。

  4. ジョブの実行順序の設定

    ジョブフロー表示域に配置された各ジョブのアイコンを接続線でつなぎ、ジョブの実行順を設定します。以下の手順で接続します。

    1. [接続モード]ボタンをクリックし、接続モードに切り替えます。
    2. 先行ジョブ(kokyaku)から後続のジョブ(hachu)へマウスドラッグします。ジョブ間が矢印で結ばれ、実行順序が設定されます。

    同様にして、hachuからzaiko、hachuからrecoverへ接続線を引いて、実行順序を設定します。なお、リカバリジョブへの接続線は赤色で表示されます。

  5. 顧客データ管理ジョブネットの登録

    すべてのジョブの登録が終わったら、[ジョブネットの新規作成]ウィンドウの[ファイル]メニューより[名前を付けて保存]を選択します。

    [名前を付けて保存]ウィンドウが表示されます。[ジョブネット名]、[ジョブネット名称]を入力し、[保存]ボタンをクリックします。[ジョブネットの新規作成]ウィンドウが、[ジョブネットの変更]ウィンドウに変更されます。[ジョブネットの変更]ウィンドウを終了します。

    [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[業務選択]ウィンドウの“営業”プロジェクトに、“顧客データ管理”ジョブネットが登録されます。

    同様の手順で残りのジョブネットも登録します。


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