Systemwalker Operation Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 機能概要> 1.2 Systemwalker Operation Managerの運用形態

1.2.1 基本的な運用形態

Systemwalker Operation Managerでは、主に以下の機能でジョブをスケジュールし、実行します。

ジョブをスケジュールし、実行する基本的な運用形態として、以下のような形態があります。

それぞれの形態について、以下に説明します。

■単一サーバで業務を運用する形

単一サーバでジョブのスケジュールから実行、管理、監視、制御を運用する形態です。単一サーバで業務を運用する形態を下図に示します。

■ジョブのスケジュールと実行を別々のサーバで運用する形

ジョブ実行制御のネットワークジョブ機能を利用して、1つのサーバをジョブのスケジュール管理専用として利用し、別のサーバをジョブの実行専用として利用する形態です。

この形態において、主にジョブのスケジュール管理、ジョブの自動実行、ジョブの監視・制御、ネットワークジョブの投入を担うサーバをスケジュールサーバと呼び、主にジョブの実行環境、実行環境の制御を担うサーバを実行サーバと呼びます。スケジュールサーバ、実行サーバのどちらにもSystemwalker Operation Managerの導入および環境設定が必要です。

ジョブのスケジュールと実行を別々のサーバで運用する形態を、下図に示します。

スケジュールサー
Systemwalker Operation Managerサーバのうち、主にジョブのスケジュールの管理、ジョブの実行制御を担う役割のサーバです。スケジュールサーバとして運用するには、スケジュールサーバとするサーバでカレンダの設定、ジョブのスケジュール等を行います。ジョブのスケジュールを行うことにより、スケジュール情報ファイルが作成されます。
実行サー
Systemwalker Operation Managerサーバのうち、主にジョブ実行の役割を担うサーバです。実行サーバとして運用するには、ジョブ実行制御のネットワークジョブ機能を利用し、スケジュールサーバから、実行サーバにネットワークジョブを投入します。

スケジュール情報ファイとは、ジョブのスケジュール情報を格納したファイルで、以下のファイルを指します。

実行サーバを複数連携することにより、下図の例のようにサーバごとにプロジェクトのジョブを実行するといった運用が可能です。


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