Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第13章 Systemwalkerスクリプト

13.4 スクリプトの例

本節では、Systemwalkerスクリプトの記述例を2つ挙げて説明します。

例1

以下の例では、あるファイルの存在を確認し、存在していればアプリケーションを起動し、ファイルが存在しない場合は、アプリケーションを起動しない制御を行います。


スクリプト内で実行するコマンドの標準出について

スクリプト内で実行されるコマンドに対して、標準出力は引き継がれません。そのため、例1内のアプリケーションの起動箇所を以下のようにすると、アプリケーションの標準出力がジョブの標準出力として出力されません。

つまり、Systemwalkerスクリプトをスケジュールジョブとして実行した場合に、スクリプトから実行されるアプリケーションが出力する処理結果メッセージなどが、“前回履歴”画面で確認することができませんので、注意が必要です。

if {[catch {
   # アプリケーションを起動します。
   exec cmd /c {c:\usr\bin\appl001.exe}
}]} {
puts stderr $errorCode
puts stderr $errorInfo
exit 16
}
exit 0

例2

以下の例では、アプリケーションが処理するファイル名一覧が格納されているファイルを読み込み、ファイル内に記述されたすべてのファイル名に対して、アプリケーションを起動します。アプリケーションを起動する際には、ファイル名を引数として渡します。


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