Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第8章 セキュリティコマンド

8.2 mpchownコマンド

■記述形式

mpchown -t Target [-d Domain] -o Owner [-g|-u|-w]

■機能説明

プロジェクトの所有者にアクセス権(更新権)を設定します。

■オプション

◆-t Target

所有者のアクセス権(更新権)を設定するプロジェクト名を指定します。

プロジェクトは、以下の形式で指定してください。

mpjobsch\schedule\プロジェクト名

複数サブシステム運用をしている場合、プロジェクトは以下の形式で指定してください。(注)

mpjobsch\schedulen\プロジェクト名
n:サブシステム番号(1〜9)
注) サブシステム番号0のプロジェクトは、複数サブシステム運用をしていない場合と同じ形式で指定してください。

◆-d Domain

“-o”で指定した所有者のドメイン名を指定します。省略した場合は、本コマンドを実行したコンピュータ上のユーザまたはグループのドメイン名になります。

◆-o Owner

所有者名を指定します。

なお、Windows(R) 2000およびWindows Server(TM) 2003で使用できるユーザプリンシパル名を指定することはできません。

◆-g

“-o”で指定した所有者名をグループとして設定する場合に指定します。

◆-u

“-o”で指定した所有者名をユーザとして設定する場合に指定します。

◆-w

“-o”で指定した所有者名を既知グループとして設定する場合に指定しま

す。既知グループとは、“Everyone”や“NETWORK”といったあらかじめシステムに登録されており、変更や削除ができないグループを指します。

■コマンド格納場所

Windows NT(R)
Windows(R) 2000
Windows Server(TM) 2003

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\mpwalker\bin

■実行に必要な権限

本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ)のみ実行できます。

■注意事項

“-g(グループ)”、“-u(ユーザ)”、“-w(既知グループ)”のいずれも省略した場合、“-o”で指定した所有者名がユーザまたはグループとしてOSに登録されていれば、登録されている方の所有者のアクセス権が設定されます。ただし、“-d(ドメイン)”を省略し、かつ既知グループ名と同じユーザまたはグループ名が指定された場合は、既知グループのアクセス権が設定されます。

クラスタ運用している場合は、本コマンドを実行後、mpcssaveコマンドを実行して、クラスタシステムの共有ディスクへのアクセス権情報を反映する必要があります。


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