Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 ジョブ実行制御コマンド> 3.2 一般ユーザ向けコマンド

3.2.5 qrls ジョブの保留解除(リリース)コマンド

■記述形式

qrls [-sys サブシステム番号] [-u user-name] job . . .
          (注)

注)“ [-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。

■機能説明

qrlsは、指定されたジョブの保留解除(ホールド[hld状態]の解除)を行うコマンドです。

ジョブのリリースは以下のユーザが可能です。

本コマンドでジョブをリリースすると、ジョブはホールドされる前の状態(que状態)になります。

■オプション

[EE]
◆-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

◆-u user-name

システム管理者がジョブをリリースする場合、ジョブ投入者のユーザ名を指定します。なお、ユーザ名に空白を含む場合は、ユーザ名全体をダブルクォーテーション(”)で囲ってください。

■オペランド

job

リリースするジョブを指定します。

ジョブは以下の形式で指定します。

なお、各指定項目についての説明および注意事項については、“qjalter ジョブの属性変更コマンド”を参照してください。

job-name(jobno.hostname)

■復帰値

0:

コマンド処理が正常に終了しました。

0以外:

コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。

■コマンド格納場所

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin

■注意事項

ジョブ名“job-name(jobno.hostname)”を省略することはできません。

システム管理者がホールドしたジョブは、たとえそのジョブの所有者であってもqrlsで解除できません。これはシステム管理者がジョブ実行制御運用のためにジョブをホールドしても、ジョブの所有者が簡単に解除できてしまうと、運用に支障が出る恐れがあるからです。


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