Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 ジョブスケジューラコマンド> 2.2 一般ユーザ向けコマンド

2.2.10 jobschprint -j(-J)コマンド

■記述形式

jobschprint {-j|-J} [-sys サブシステム番号]      (注)

注)“ [-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオペランドです。

■機能説明

登録されているジョブネットおよびジョブの一覧を出力します。

■オペランド

◆-j|-J

コマンドの実行ユーザが参照できるジョブネットおよびジョブの一覧を出力します。

[EE]
◆-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオペランドです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオペランドを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

■出力項目の説明

出力項目について説明します。

◆実行属性がジョブ実行制御属性の場合(GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクト以外のジョブの場合)

User Name

jobschprintコマンドの実行ユーザ名です。

Project Name

プロジェクト名です。

Job Net

ジョブネット名です。

Job Name

ジョブとして登録されているコマンド(コマンド名、バッチファイル名、プログラム名、またはジョブ実行制御のJCL名)です。

子ジョブネットをジョブとして出力する場合には、子ジョブネットのジョブ名を出力します。

Job Param

コマンドに渡すパラメタです。

実行属性が“ジョブ実行制御”の場合に出力されます。

Job Name JES

ジョブ実行制御のジョブ名です。

Job Comment

ジョブのコメントです。

子ジョブネットをジョブとして出力する場合には、子ジョブネットのジョブネット名称を出力します。

Job Attr

リカバリジョブのモードです。ジョブがリカバリジョブの場合のみ出力されます。

Recovery Only:
リカバリジョブです。
Recovery Rerun:
リカバリジョブで、本リカバリジョブの終了後、先行ジョブを再実行します。

Previous Job Name

先行ジョブ名です。

先行ジョブが子ジョブネットの場合には、先行ジョブとなっている子ジョブネットのジョブネット名を出力します。

先行ジョブが、GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合は、定義されている処理名が出力されます。

Previous Job End Code

先行ジョブの終了コードによる起動条件を表示します。起動条件を比較条件とした場合と範囲条件とした場合では出力形式が異なります。判定用演算子については、“ジョブ制御文”を参照してください。

比較条件の場合:
判定用演算子 比較値

Previous Job End Code: GT 10

 

範囲条件の場合:
判定用演算子1 比較値1 and 判定用演算子2 比較値2

Previous Job End Code: GT 10 and LT 20

出力例

コマンドの出力結果“Job List”の例を以下に示します。

Job List              date: 2002/02/25 time: 15:20

User Name: suzuki

Project Name: 総務部門

Job Net: hanbai
Job Name: kanri1.bat
Job Param: -file data1.dat
Job Name JES: kanri1
Job Comment: 顧客照会
Job Name: kanri2.bat
Job Param: -file data2.dat
Job Name JES: j123
Job Comment: 入金明細
Previous Job Name: kanri1.bat
Previous Job End Code: GT 10

Project Name: 総務部門

Job Net: kokyaku

Job Name: kanri.bat
Job Name JES: j124
Job Comment: 顧客管理

Job Net: keiri

上記の例におけるジョブネットの構成を下図に示します。

 

◆実行属性がジョブ実行制御属性の場合(GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合)

User Name

jobschprintコマンドの実行ユーザ名です。

Project Name

プロジェクト名です。

Job Net

ジョブネット名です。

Process Name

GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトに定義されている処理名です。

Host

GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトを実行するサーバのホスト名です。

Exec Name

GLOVIA-Cジョブの実行コマンド名またはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトのオブジェクト名です。

Job Name JES

ジョブ実行制御のジョブ名です。

Job Attr

リカバリジョブのモードです。ジョブがリカバリジョブの場合のみ出力されます。

Recovery Only:
リカバリジョブです。
Recovery Rerun:
リカバリジョブで、本リカバリジョブの終了後、先行ジョブを再実行します。

Previous Job Name

先行ジョブ名です。

先行ジョブが、GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合は、定義されている処理名が出力されます。

Previous Job End Code

先行ジョブの終了コードによる起動条件を表示します。起動条件を比較条件とした場合と範囲条件とした場合では出力形式が異なります。判定用演算子については、“ジョブ制御文”を参照してください。

比較条件の場合:
判定用演算子 比較値

Previous Job End Code: GT 10

 

範囲条件の場合:
判定用演算子1 比較値1 and 判定用演算子2 比較値2

Previous Job End Code: GT 10 and LT 20

◆実行属性がInterstage属性の場合

User Name

jobschprintコマンドの実行ユーザ名です。

Project Name

プロジェクト名です。

Job Net

ジョブネット名です。

Work Unit Name

ジョブとして登録されているワークユニット名です。

System Name

システム名です。

Job Comment

[登録/監視-ジョブ]ウィンドウの[基本情報]シートで設定したジョブのコメントです。


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