Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -

1.8 mprso リストアコマンド

■記述形式

mprso ドライブ名:ディレクトリ名 [/Ln｜/Lo｜/Le] [/Ca｜/Cs]　

■機能説明

mpbkoコマンドでバックアップした、Systemwalker Operation Managerサーバの環境定義情報や運用管理情報を、同じバージョン/レベルのSystemwalker Operation Managerにリストアします。

■オペランド

◆ドライブ名:ディレクトリ名

mpbkoコマンドによってバックアップされた情報の格納先を指定します。ドライブ名:ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。

ドライブ名

mpbkoコマンドによってバックアップされた情報の格納先ハードディスクのドライブ名を指定します。

ディレクトリ名

mpbkoコマンドによってバックアップされた情報の格納先のディレクトリ名を指定します。

◆/Ln|/Lo|/Le

本オペランドは、ログ情報と定義情報のどちらをリストアするかを選択するときに指定します。本オペランドを省略すると、/Leが指定されたものとみなされます。本オペランドは、“ドライブ名:ディレクトリ名”よりも後に指定します。

/Ln

定義情報だけをリストアします。ログ情報はリストアされません。

/Lo

ログ情報だけをリストアします。定義情報はリストアされません。

/Le

ログ情報と定義情報の両方をリストアします。

◆/Ca|/Cs

本オペランドは、クラスタシステムでリストアするときに使用します。クラスタ運用でない通常のシステムでリストアする場合は本オペランドを省略します。本オペランドは、/Lnオペランド、/Loオペランドおよび/Leオペランドよりも後に指定します。

/Ca

本オペランドは、運用中のノードでリストアするときに指定します。運用中のノードと共有ディスクに情報がリストアされます。mpbkoコマンドで/Csオプションを指定して採取したバックアップをリストアするときは、本オプションは指定できません。

/Cs

本オペランドは、待機中のノードでリストアするときに指定します。待機中のノードに情報がリストアされます。共有ディスクには情報はリストアされません。

■コマンド格納場所

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\MpCmtool\backup\bin

■注意事項

• 本コマンドはフルパスで使用してください。
• 通常のバックアップは、バックアップツールを使用してください。バックアップツールの詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。
• 本コマンドを実行すると起動中のサービスが一時的に停止します。Systemwalker Centric Managerと共存する環境で本コマンドを実行すると、Systemwalker Centric Managerのサービスも同時に停止します。
• 本コマンドは、システム管理者(“Administrators”グループに属するユーザ)が、Systemwalker Operation Managerサーバ上で実行してください。
• 同じシステム上でバックアップされた情報をリストアしてください。別のシステム上でバックアップされた情報をリストアすると、Systemwalker Operation Managerが正常に動作しなくなるおそれがあります。特にOSの種別や文字コードが異なるシステムでは正常に動作しません。

■記述例

Systemwalker Operation Managerが“c:\win32app”配下にインストールされている場合、“d:\tmp\OMGRBack”にバックアップされているSystemwalker Operation Managerの環境定義情報、運用管理情報およびログ情報をリストアするときの指定例を以下に示します。

cd c:\win32app\MpWalker.JM\MpCmtool\backup\bin
mprso d:\tmp\OMGRBack