PowerFX V1.0 IMG-Link説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第3章 コマンド

3.1 CNVSIMGコマンド(BMP形式データまたはTIFF形式データ→SIA形式データ変換:Convert PC Image to SIA Image)

CNVSIMG

/f 入力ファイル名(パス形式) [/o 出力先フォルダ名(パス形式)]
[/i 設定情報ファイル名(パス形式)] [/c 圧縮方式] [/u]

機能

指定されたBMP形式データまたはTIFF形式データをSIA形式データに変換します。

オプション

/f
変換するBMP形式データまたはTIFF形式データのファイル名を256byte以下のパス形式で指定します。複数ファイル名を一度に指定する場合は、"/f"オプションの後に連続してファイル名をフルパスで半角空白で区切って指定します。また、ワイルドカード(*、 ?)も指定できます。

/o
変換したSIA形式データファイルを格納するフォルダ名をパス形式で指定します。フォルダ名は、変換したファイルのファイル名サイズを加算した値が 252バイト以下にする必要があります。

当オプションを省略した場合は、"/f"オプションで指定された入力ファイル名の拡張子が".fim"になり、入力ファイルと同一のフォルダに格納されます。当オプションには、ワイルドカード及びファイル名は指定できません。

/i
SIAイメージ形式ファイルに設定する値が記述された設定情報ファイル名を、パス形式で指定します。当オプションを省略した場合は、CNVSIMG.exeが格納されているWindowsディレクトリ配下の設定情報ファイル"CNVSIMG.ini"が読み込まれます。

/c
SIAイメージ形式ファイルの圧縮方式を以下の文字列で指定します。
MH : MH圧縮
MR2 : MR(K=2)圧縮
MR4 : MR(K=4)圧縮
MMR : MMR圧縮
NO : 非圧縮
当オプションを省略した場合は、非圧縮で変換されます。

/u
出力先に同名ファイルが存在した場合、無条件に上書きされます。当オプションを省略時、出力先に同名ファイルが存在した場合は変換処理は行われません。

設定情報ファイの書式

設定情報ファイル "CNVSIMG.ini"の書式を以下に示します。

[識別名]
formsize=印刷用紙サイズ
prtdigst=印刷開始桁位置
prtrowst=印刷開始行位置

《識別名》
識別名 "SIACONFIG" を設定します。

《印刷用紙サイズ:formsize》
書式 formsize=n

設定値(n)

用紙サイズ

1

A4

2

B4

3

A5

4

B5

5

A3

《印刷開始桁位置:prtdigst》
書式 prtdigst=n

設定値 n には用紙サイズにより以下の範囲内の数値を指定します。
A4 : 1〜55
A5 : 1〜38
A3 : 1〜99
B4 : 1〜95
B5 : 1〜47

《印刷開始行位置:prtrowst》
書式 prtrowst=n
設定値 n には用紙サイズにより以下の範囲内の数値を指定します
A4 : 1〜70
A5 : 1〜49
A3 : 1〜70
B4 : 1〜60
B5 : 1〜60

なお、印刷開始桁位置および印刷開始行位置に範囲外の数値を設定した場合、エラーとなります。

例)用紙サイズが "A4"、印刷開始桁位置が "4"、印刷開始行位置が "7"の設定情報ファイルを作成する。

[SIACONFIG]
formsize=1
prtdigst=4
prtrowst=7

注意事項

CNVSIMG /f C:\Bmpimage\testbmp.bmp /o C:\Siaimage /i C:\temp\CNVSIMG.ini /c MH /u

"C:\temp"配下の設定情報ファイル "CNVSIMG.ini"を使用して、"C:\Bmpimage" 配下のBMP形式データ"testbmp.bmp"をMH圧縮方式のSIA形式データに変換し、"C:\Siaimage" 配下に"testbmp.fim" という名前で保存する。
また、同名ファイルが存在する場合は、無条件に上書きする。


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