PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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7.4 ファイル定義体移行について
ここでは、ASPのファイル定義体から、PowerRW+へのファイル定義体移行する移行機能に関するトラブルの対処方法について説明します。
ファイル定義体の移行については、“PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書”を参照してください。
現象1:ファイル定義体を移行後、英数字項目名が展開されず、COBOLが正しくコンパイルできない
原因
以下の原因が考えられます。
- ファイル定義体の項目名が、日本語項目名で展開されています。
対処
ファイル定義体からCOPY句展開される項目名を英数字項目名にする以下の翻訳オプションを指定します。
- PGMNAME:“その他の翻訳オプション”
- 各定義体からCOPY句展開される項目名の種類を指定します。画面帳票定義体、ファイル定義体ともに、英数字項目名として展開する場合は、“PGMNAME(NO)"を指定します。
現象2:論理ファイル定義体を移行後、FFD-Makerで論理ファイル定義体を編集できない。
原因
以下の原因が考えられます。
- ファイル定義体をcnvffxコマンドで移行後、格納フォルダーが変更されました。
- 論理ファイル定義体を構成する物理ファイル定義体がみつからない。
対処
論理ファイル定義体を構成する物理ファイルの存在を確認してください。その後、論理ファイル定義体を構成する物理ファイルの入れ替えを行い、物理ファイルの格納フォルダーを修正してください。物理ファイルの入れ替えについては、“PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書”を参照してください。
現象3:ファイル定義体の移行ができない。
原因
以下の原因が考えられます。
- PowerRW+のファイル定義体のサポート範囲を超えている。
ASPのファイル定義体と、PowerRW+のファイル定義体のサポート範囲は異なります。移行できるファイル定義体は、PowerRW+のファイル定義体のサポート範囲のみです。それぞれのサポート範囲の詳細は、“PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書 付録Aファイル定義体のサポート範囲”を参照してください。
- PowerRW+の文字として許可されていない文字が設定されている。
ASPのファイル定義体内の“項目見出し”が、PowerRW+の“日本語項目名”に対応付けられています。設定できない文字については、FFD-Makerヘルプを参照してください。
対処
原因に応じて以下の対処を行ってください。
- PowerRW+のファイル定義体でサポートできる範囲内に変更してください。
- 許可されていない文字を、置き換えてください。
現象4:ファイル定義体の移行後、論理ファイルがオープンできない。
原因
以下の原因が考えられます。
- 論理ファイル定義体のキー項目に対応する、物理ファイル定義体の項目にキーが定義されていません。
- 論理ファイル定義体にインデックスを割り付けていない、または活性化していません。
- 論理ファイル定義体を構成する物理ファイル定義体にインデックスを割り付けていない、または活性化していません。
- 論理ファイル定義体を作成時、誤って物理ファイル定義体として作成されている。
- ファイル定義体のキー構成が重複キー指定であるが、COBOLプログラムの記述上、単一キー指定となっている。
対処
原因に応じて以下の対処を行ってください。
- 物理ファイル定義体の項目にキーを定義してください。
- FFD-Makerの環境設定メニューから、論理ファイル定義体に対して、インデックスの割付け、および活性化を行ってください。
- FFD-Makerの環境設定メニューから、物理ファイル定義体に対して、インデックスの割付け、および活性化を行ってください。
- 誤って作成された論理ファイルを一度削除して、再度論理ファイル定義体として作成しなおしてください。
- COBOLプログラムのキーの記述に、重複指定(RECORD KEY IS *** WITH DUPLICATE)を行ってください。
上記対処を行った後、FFD-Makerのデータ操作メニューから、論理ファイル定義体経由でデータ内容が参照できることを確認してください。
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