Interstage Application Server Plus インストールガイド −Solaris(TM) Operating Environment−
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第1章 インストール> 1.5 カスタムインストール> 1.5.2 install.shシェルによるインストール

1.5.2.2 パッケージ選択

 以下の手順でインストールしてください。

 マルチユーザモードでインストールする場合、他のユーザの操作がインストールに影響ないことを確認のうえ、行ってください。
 以下の手順でインストールしてください。

1) インストールパッケージの決定

カスタムインストールでインストールするパッケージを決定します。インストールするパッケージは使用する機能により決定します。使用する機能で必要な全てのパッケージをインストールする必要があります。

使用機能

使用機能分類

インストールパッケージ

J2EEを使用する場合

Tomcat 4.1ベースのServletを含んだJ2EE機能を使用する場合。

FJSVisas
FSUNod
FSUNtd
FSUNextp
FJSVawjdk
FJSVihs
FJSVisjmx
FJSVisgui
FJSVjs2su
FJSVj2ee
FJSVjs4
FJSVejb

バージョン5までに提供していたTomcat 3.1ベースのServletを使用する場合。

FJSVisas
FSUNod
FSUNtd
FSUNextp
FJSVjs2
FJSVawjdk
FJSVj2ee

JMS機能を使用する場合。

FJSVawjdk
FJSVj2ee
FJSVjms
FJSVes

JTS機能を使用する場合。

FSUNots

Webサーバを使用する場合

Webサーバ(Interstage HTTP Server)を使用する場合。

FJSVihs

Webサーバ(InfoProvider Pro)を使用する場合。

FSUNprovd

ディレクトリサービスを使用する場合

Smart Repositoryを使用する場合

FJSVirep
FJSVena
FJSVisgui
FJSVidsdk
FJSVxmlpc
FJSVawjdk
FJSVisjmx
FJSVihs
FJSVjs2su

InfoDirectoryを使用する場合(ディレクトリサービスを使用する場合)

FJSVdirs
FJSViddsa
FJSVidweb
FJSVildap
FJSViperl
FJSVidsdk

InfoDirectoryを使用する場合(SDKのみ使用する場合)

FJSVidsdk

シングル・サインオンを使用する場合

リポジトリサーバを使用する場合

FJSVssosv
FJSVssocm
FJSVirep
FJSVena
FJSVxmlpc
FJSVidsdk
FJSVihs
FJSVsclr
FJSVsmee
FSUNssll
FJSVisscs
FJSVisgui
FJSVisjmx
FJSVawjdk
FJSVjs2su

認証サーバを使用する場合

FJSVssoac
FJSVssocm
FJSVihs
FJSVsclr
FJSVsmee
FSUNssll
FJSVisscs
FJSVisgui
FJSVisjmx
FJSVawjdk
FJSVjs2su

業務サーバを使用する場合

FJSVssoaz
FJSVssocm
FJSVihs
FJSVsclr
FJSVsmee
FSUNssll
FJSVisscs
FJSVisgui
FJSVisjmx
FJSVawjdk
FJSVjs2su

JAAS機能を使用する場合

FJSVssoaz
FJSVssocm
FJSVihs
FJSVsclr
FJSVsmee
FSUNssll
FJSVisscs
FJSVisgui
FJSVisjmx
FJSVawjdk
FJSVjs2su
FJSVj2ee
FJSVjs4
FJSVejb

Interstage管理コンソールを使用する場合

-

FJSVisgui
FJSVjs2su
FJSVisjmx
FJSVihs
FJSVawjdk
FSUNssll
FJSVsmee
FJSVsclr
FJSVisscs

ポータル機能を使用する場合

-

FJSVispw
FJSVihs
FJSVisgui
FJSVj2ee
FJSVjs4
FJSVawjdk(1.4.2のみ)
FJSVisjmx
FJSVena
FJSVjs2su
FJSVejb

フレームワークを使用する場合

-

FJSVbcco
FJSVwebc
FJSVwebcs
FJSVapcst
FJSVj2ee

Webサービスを使用する場合

SOAPサービスを使用する場合(Tomcat 4.1ベースのServletを使用する場合)

FJSVsoap
FJSVj2ee
FJSVjs2su
FJSVawjdk
FJSVihs
FJSVisjmx
FJSVisgui
FJSVjs4
FJSVejb

UDDIサービスを使用する場合

UDDIクライアントを使用する場合

FJSVuddic
FJSVsoap
FJSVj2ee
FJSVjs2su

パッケージ間の依存関係については、パッケージ依存関係を参照してください。

2) シングルユーザモードへの変更

 本操作はシングルユーザモードでインストールする場合に必要な作業です。マルチユーザモードでインストールする場合は、本作業は不要です。3)の作業から実施してください。

1.システム上でスーパユーザになります。


# su <RETURN>

2.他の一般ユーザを全員ログアウトさせた後、システムをシングルユーザモードに変更します。


# cd / <RETURN>
# /usr/sbin/shutdown -y -i0 -g0 <RETURN> または # init 0 <RETURN>
ok boot -s <RETURN>

3. システムにログイン後、ファイルシステムのマウントを行います。


# mountall <RETURN>

4.スーパユーザによりボリュームマネージャの起動を行います。

Solaris8 OEの場合 


# /etc/rc2.d/S92volmgt start <RETURN>

 S92volmgtの"S92"部分は環境によってことなる場合があります。

 Solaris 9 OEの場合


# /etc/init.d/rpc start<RETURN>
# /etc/init.d/inetsvc start<RETURN>
# /etc/init.d/volmgt start<RETURN>

3) install.shシェルの実行

 シングルユーザモードまたはマルチユーザモードにおいて、本ソフトウェアをインストールします。サーバパッケージCD2枚目を挿入し、任意のディレクトリ上からCD-ROMに格納されているinstall.shにCD-ROMのディレクトリを指定して実行してください。この時、install.shとCD-ROMの指定はフルパスで行う必要があります。また、CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。この場合、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを行ってください。


# /cdrom/cdrom0/install.sh /cdrom/cdrom0<RETURN>

注意)空白を含むパスにはインストールできません。

 以下の対話処理を行ってください。

1 インストールするサーバタイプを入力してください。アプリケーションサーバ機能は1<RETURN>を入力してください。

注)すでにInterstage Application Serverのパッケージがインストール済みの状態である場合、本問い合わせメッセージは出力さず、カスタムインストールの問い合わせからはじまります。

+----------------------------------------------------------+
| Interstage Application Server Plus V7.0                  |
|                                                          |
|           All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU 2005 |
+----------------------------------------------------------+
インストールするサーバタイプを選択してください。(1: アプリケーションサーバ機能,2: 管理サーバ機能)[1,2,q]:

2 インストール方法入力してください。標準インストールは1<RETURN>を、カスタムインストールは2<RETURN>を入力してください。
インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]:  2
機能選択またはパッケージ選択を選択してください。(1: 機能選択, 2: パッケージ選択) [1,2,q]:  2

3 インストールするパッケージの番号を“,”で区切って入力してください
(例: 1,2,3 <RETURN>)。すべてのパッケージをインストールする場合はall <RETURN>を入力してください。
なお、既に機能を構成するパッケージがインストールされている場合、パッケージの横に'*'が表示されます。

Packages:
*   1 FJSVawjdk     Interstage Apworks Java Development Kit
    2 FJSVidsdk     InfoDirectory Software Development Kit
    3 FSUNots       ObjectTransactionService
    4 FJSVporb      ObjectDirector[Portable-ORB]
    5 FJSVxmlpc     Fujitsu XML Processor
    6 FJSVuddic     Fujitsu UDDI Client
    7 FJSVssosv     Interstage Single Sign-on Repository server
    8 FJSVssoac     Interstage Single Sign-on Authentication server
    9 FJSVssoaz     Interstage Single Sign-on Business server
   10 FJSVssocm     Interstage Single Sign-on Common Library
   11 FJSVirep      Interstage Smart Repository
   12 FJSVena       Enabler Repository for enterprise content knowledge and document management
   13 FJSVsclr      Solaris Securecrypto Library RunTime
   14 FJSVsmee      S/MIME & EE Certificate Management Package
   15 FSUNssll      Solaris Secure Socket option package
   16 FJSVjs2su     Interstage JServlet (OperationManagement)
   17 FJSVisscs     Interstage Secure Communication Service
   18 FJSVes        ObjectDirector/EventService
   19 FJSVihs       Interstage HTTP Server
   20 FJSVispw      Interstage Portalworks
   21 FJSVbcco      Interstage Apcoordinator - Bccoordinator
   22 FJSVwebc      Interstage Apcoordinator - Webcoordinator
   23 FJSVapcst     Interstage Apcoordinator - Struts
   24 FJSVsoap      Interstage SOAP Service
   25 FJSVisjmx     Interstage JMX Service
   26 FJSVejb       Interstage EJB Service
   27 FJSVjms       Interstage JMS
   28 FJSVjs2       Interstage JServlet
*  29 FJSVj2ee      Interstage J2EE Common Resource
*  30 FJSVjs4       Interstage JServlet (Tomcat 4.1 based servlet service)
*  31 FJSVsvmon     Web Service Moniter
*  32 FJSVisgui     Interstage Management Console
   33 FJSVisspl     Interstage Sample Integration
   34 FSUNprovd     InfoProvider Pro
   35 FJSVawcmp     Interstage Apworks Apdesigner Runtime
   36 FJSVawdba      Interstage Apworks DB Access Class Library for Java
   37 FJSVawjbk      Interstage Apworks J Business Kit
   38 FJSVawjic      Interstage Apworks J Internet Communication Kit
   39 FJSVawprt      Interstage Apworks PrintComponent
   40 FJSVdirs       InfoDirectory Administration Tool
   41 FJSViddsa      InfoDirectory Dsa Package
   42 FJSVidweb      InfoDirectory Web Connector
   43 FJSVildap      InfoDirectory LDAP Package
   44 FJSViperl      InfoDirectory PERL Package

パッケージを選択してください。複数選択する場合、","で区切って指定してください。[?,??,all,q]:
 
4 パッケージの格納ディレクトリを入力してください。省略値を採用する場合は<RETURN>を
入力してください。

インストールディレクトリを指定してください。(省略: /opt) [?,q]:
定義ファイルディレクトリを指定してください。(省略: /etc/opt) [?,q]:
テンポラリファイルディレクトを指定してください。(省略: /var/opt) [?,q]:
5 Interstageサービスのポート番号を設定します。
Interstageサービスのポート番号を指定してください。(省略: 8002) [?,q]:
6 インストールするJDK/JREに対する設定を行います。
JDKまたはJREを選択してください。(1: JDK, 2: JRE) (省略: 1) [1,2,q]:
JDK/JRE 1.3をインストールするか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:
JDK/JRE 1.4をインストールするか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:
通常使用するJDK/JREのバージョンを指定してください。(1: 1.3, 2: 1.4) (省略: 2) [1,2,q]:

7 FJSVihsに対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf のバックアップファイルが既に存在します。
バックアップされているWebサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名を指定してください。(省略: host) [?,q]:
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]:

8 FJSVsoapに対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVsoap/conf/jswatch.conf のバックアップファイルが既に存在します。
前回のSOAP配置ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
/etc/opt/FJSVsoap/etc/DeployService/server-config.wsdd のバックアップファイルが既に存在します。
前回のSOAPデプロイファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:

9 FJSVjs2に対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVjs2/jswatch.conf のバックアップファイルが既に存在します。
前回のServlet配置ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:

10 J2EE共通ディレクトリの指定を行います。
J2EE共通ディレクトリを指定してください。(省略: /opt/FJSVj2ee/var/deployment) [?,q]:

注)省略値から変更する場合は、すでに存在するディレクトリを正確に指定して下さい。

11 Interstage管理コンソールの設定を行います。
Interstage管理コンソールのホスト名を指定してください。(省略: host) [?,q]:
Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]:
Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:
Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

12 FSUNwwwの設定を行います。
/etc/opt/FSUNprovd/HTTPD.conf のバックアップファイルが既に存在します。
バックアップされているWebサーバ(InfoProvider Pro)の環境機能定義ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のホスト名を指定してください。(省略: host) [?,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のポート番号を指定してください。(省略: 81) [?,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のEXPORTディレクトリを指定してください。(省略: /opt/FSUNprovd/sample/pub) [?,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のCGIディレクトリを指定してください。(省略: /opt/FSUNprovd/sample/cgi-bin) [?,q]:

14 JBKに対する設定を行います。
JBK 1.3をインストールするか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:
JBK 1.4をインストールするか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

インストール情報:
    インストールパッケージ:
        FSUNtd FJSVisas FSUNextp FSUNod  FJSVawjdk FJSVidsdk FSUNots FJSVporb
FJSVxmlpc FJSVuddic FJSVssosv FJSVssoac FJSVssoaz FJSVssocm FJSVirep FJSVena
FJSVsclr FJSVsmee FSUNssll FJSVjs2su FJSVisscs FJSVes FJSVihs FJSVispw FJSVbcco
FJSVwebc FJSVapcst FJSVsoap FJSVisjmx FJSVejb FJSVjms FJSVjs2 FJSVj2ee FJSVjs4
FJSVsvmon FJSVisgui FJSVisspl FSUNprovd FJSVawcmp FJSVawdba FJSVawjbk FJSVawjic 
FJSVawprt FJSVdirs FJSViddsa FJSVidweb FJSVildap FJSViperl
    インストールディレクトリ:                         /opt
    定義ファイルディレクトリ:                         /etc/opt
    テンポラリファイルディレクト:                     /var/opt
    Interstageサービスのポート番号:                   8002
    Interstage管理コンソールのポート番号:             12000
    Interstage管理コンソールのSSL使用有無:            使用しない
    JDKまたはJRE:                                     JDK
    インストールJDK/JREバージョン:                    1.3=n 1.4=y
    Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号:    80
インストールを開始しますか? [y,q]:

 FJSVisguiはシステムの環境によってSJIS版かEUC版のどちらかがインストールされます。インストールする言語の選択は/etc/default/initファイル内のLANGを参照して以下のように決定します。

4) サーバパッケージCD3枚目、CD4枚目への切り替え

 インストール中にサーバパッケージCD3枚目およびCD4枚目に切り替えを促すメッセージが表示される場合があります。CDを入替えてから1<RETURN>を入力してください。


インストールディスク3枚目を設定してください。(1: 継続, q: 停止) [1,q]:

5) ボリュームマネージャの停止(シングルユーザモードの場合のみ)

 本操作はシングルユーザモードでインストールする場合に必要な作業です。マルチユーザモードの場合は、本作業は不要です。5)の作業を実施してください。。


# /etc/rc2.d/S92volmgt stop

注意)アンインストール用のシェルスクリプトはサーバパッケージCD-ROM2枚目に格納されております。アンインストール時にCD-ROMよりアンインストールを行いたくない場合、アンインストールシェルをローカルディスク上の任意のディレクトリに複写して保管し、アンインストール時に使用することも可能です。アンインストールシェルをローカルディスクに保管する場合、CD-ROM2枚目に入っている以下のファイルとディレクトリをそのままの構成で複写を行い保管してください。
・uninstall.sh ・・・ アンインストーラ
・response/   ・・・ アンインストーラで使用する応答ファイル

アンインストール時は上記のuninstall.shを実行してください。

6) システムのリブート

 システムをリブートします。


# cd / <RETURN>
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>

7) Interstage起動

 マシン起動時にInterstageが起動されます。
 Interstageの自動起動をやめる場合には、以下のシンボリックリンクを削除してください。


/etc/rc2.d/S99startis


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