Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド
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第5章 サンプルプログラム> 5.1 UDDIレジストリアクセス機能のサンプルプログラム

5.1.2 複雑なパラメタによる検索

samplesディレクトリの下の、complexディレクトリに含まれているサンプルは、プロパティファイルの内容から、アプリケーション中で複雑な検索パラメタを動的に構築するサンプルです。

このサンプルは、動的に構築した検索パラメタを元に find_business 呼び出しを行います。
さらにこのサンプルでは、プロキシの設定情報やサービス提供URLをプロパティファイルから読み込むようになっています。
以下に、サンプルの構成ファイル一覧を示します。

C:\Interstage\F3FMuddic\samples\complex

/opt/FJSVuddic/samples/complex

サンプルの実行には同フォルダの実行用スクリプトファイルをご利用ください。スクリプトファイルの引数は以下のようになります。引数のプロパティファイルには設定用プロパティファイル(callprop)を指定してください。

run プロパティファイル

スクリプトファイルの実行の前には以下の作業を完了している必要があります。

問い合わせ先 UDDIレジストリの設定は callprop の以下の個所(プロパティ org.uddi4j.inquiryURLの値)を修正することで行います。なお、デフォルトでは 米IBM社の UDDIビジネスレジストリが問い合わせ先として設定されています。

# ===================================================
# Inquiry URL
# ===================================================

# IBM UDDI V2.0 site
org.uddi4j.inquiryURL=http://uddi.ibm.com/ubr/inquiryapi

# Microsoft UDDI V2.0 site
# org.uddi4j.inquiryURL=http://uddi.microsoft.com/inquire

プロキシを利用する場合は、callprop の以下の個所のコメントアウトされているプロパティを有効にしてから、http.proxyHost、http.proxyPort、http.proxyUserName、http.proxyPassword の値を修正してください。プロキシの Basic 認証を行わない場合は http.proxyUserName、http.proxyPassword はコメントのままにしておいてください。

# ===================================================
# Proxy settings
# ===================================================
# http.proxyHost=your.proxy.host.name
# http.proxyPort=your.proxy.port.number
# http.proxyUserName=your.proxy.basic-auth.userID
# http.proxyPassword=your.proxy.basic-auth.password

find_business に渡す検索パラメタの内容を変更するには、以下の個所を修正してください。各プロパティは、arg.パラメタ名.num で、パラメタの個数を指定して、arg.パラメタ名.番号 で、パラメタの値を指定します。さらに細分化される場合は、arg.パラメタ名.番号.属性名で指定します。

以下、検索パラメタの種類ごとの指定について説明します。

# findQualifiers
# ===================================================
arg.findQualifier.num=2
arg.findQualifier.1=sortByNameAsc
arg.findQualifier.2=sortByDateAsc

findQualifierパラメタの設定を行います。デフォルトでは、findQualifier パラメタとして sortByNameAscsortByDateAsc の2つを指定しています。

# name arguments
# ===================================================
arg.name.num=1
arg.name.1.val=FUJITSU
# arg.name.1.lang=en

nameパラメタの設定を行います。デフォルトでは、name パラメタとして、FUJITSUを指定しています。名前の言語情報は、デフォルトでは指定されません。

# discoveryURL
# ===================================================
arg.discoveryURL.num=0
arg.discoveryURL.1.URL=http://.../
arg.discoveryURL.1.useType=businessEntity

discoveryURLパラメタの設定を行います。デフォルトでは 何も指定されていません。
(arg.discoveryURL.num = 0)

# categoryBag
# ===================================================
arg.catgoryBag.num=0
arg.catgoryBag.1.tModelKey=
arg.catgoryBag.1.keyValue=
arg.catgoryBag.1.keyName=

categoryBag パラメタの設定を行います。デフォルトでは何も指定されていません。
(arg.categoryBag.num = 0)

# identifierBag
# ===================================================
arg.identifierBag.num=0
arg.identifierBag.1.tModelKey=
arg.identifierBag.1.keyValue=
arg.identifierBag.1.keyName=

identifierBagパラメタの設定を行います。デフォルトでは何も指定されていません。
(arg.identifierBag.num = 0)

# tModelBag
# ===================================================
arg.tModelBag.num=0
arg.tModelBag.1=uuid:xxxxxxxxxxxxxxxxxx

tModelBagパラメタの設定を行います。デフォルトでは何も指定されていません。
(arg.tModelBag.num = 0)


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