Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド
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第1章 概要> 1.1 UDDIレジストリとは

1.1.4 UDDIのデータモデル

UDDIのデータモデルでは、bindingTemplateと呼ばれる Webサービスへのアクセス情報(URLなど)と、tModelと呼ばれる技術的特徴を表す情報の2つにより、Webサービスの情報を表現します。さらに、Webサービス提供者を表すbusinessEntityや、サービスの概要を表すbusinessServiceを元に bindingTemplate を分類します。図で示すと以下のようになります。

■tModel

技術的特徴を表す情報です。UDDIのデータモデルの中で、Webサービスのインターフェース情報などを表現するために利用されます。外部の技術仕様書への参照を記述します。

■bindingTemplate

Webサービス提供者は、提供するWebサービスのアクセス情報(URLなど)をbindingTemplateの形式で登録します。さらに、Webサービスが準拠するインターフェースについての情報を、tModelへの参照という形で記述します。

■businessEntity

businessEntityには企業情報などのWebサービス提供者自身の情報を記述します。提供者の名前や提供者に関する簡単な説明、電話番号や住所などの問い合わせ先情報、業種コードなどを記述します。

■businessService

businessServiceには、提供するサービスの概要を記述します。サービスの名前やサービスの簡単な説明、サービスの種類(サービス分類コード)などを記述します。

この他、UDDI 2.0 にはpublisherAssertionと呼ばれるbusinessEntity間のビジネス関係の表明を表す情報があります。詳細につきましては、UDDI 2.0 仕様『UDDI Version 2.0 Data Structure』(http://uddi.org/specification.html) をご覧ください。


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