Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド
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第1章 概要> 1.1 UDDIレジストリとは

1.1.1 UDDIの概要

UDDI (Universal Description, Discovery and Integration) とは、Webサービス情報を検索、登録するのためのレジストリ仕様です。UDDIへの情報の登録や情報の検索などのアクセスはSOAPベースのAPIで行なわれます。

UDDIの仕様に準拠したレジストリサービスを利用することで、他社が公開している Web サービスから必要なサービスを検索することや、自社が提供する Web サービスを他社から検索できるようにすることが可能になります。

通常、UDDIの利用の流れは以下のようになります。

  1. Web サービスの提供者が UDDIレジストに Webサービスの情報を登録します。
  2. Webサービス利用者は 必要とする Webサービスの条件を設定して検索を行います。
  3. Webサービス利用者は得られた検索結果を元に、実際のWebサービスにアクセスします。

これを図に表すと以下のようになります。

UDDI レジストリは運用形態により2つの形態に分類されます。

1つは、UDDIを推進する企業グループ数社(米IBM社、米Microsoft社など)が運営するパブリックなUDDIレジストリです。これは、UDDIビジネスレジストリと呼ばれています。UDDIビジネスレジストリには、誰でもWebサービス情報の登録や検索を行うことができます。

もう1つは、利用メンバを限定してクローズされた環境で運営されるUDDIレジストリです。これは、UDDIプライベートレジストリと呼ばれています。


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