Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド

2.2.2 RPC方式

　RPC方式は、以下のようなWebサービスを構成する場合に適しています。

• 定型データをアプリケーションのパラメタで受け取り、その処理結果をリアルタイムに返す場合
• CORBA/SOAPゲートウェイと連携する場合

　RPC方式のWebサービスはJAX-RPC APIを用いて実装します。クライアントアプリケーション(RPCクライアントアプリケーション)から、Webサービス・コンテナにSOAPのRPCのための仕様および添付ファイル付きSOAPメッセージの仕様に従ったSOAPメッセージ(XMLドキュメント)を送信することで、該当するサーバアプリケーション(RPCサーバアプリケーション)がリモート呼び出しされます。

　アプリケーション間のデータ交換は、通常のプログラムのメソッド(関数)呼び出しと同様にin/inout/outパラメタ、返り値で行なわれるため、アプリケーションの開発者は、提供するWebサービスのパラメタ情報(in/inout/outパラメタ、データ型、返り値等)について設計する必要があります。パラメタ、返り値で扱えるデータ型については、“サポートされるデータ型”を参照してください。