JavaServer Faces ユーザーズガイド
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第7章 実行環境の設定

7.3 Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xml)

Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xml)には、以下を登録してください。

登録内容説明
JavaServer Facesのサーブレットservletタグ、およびservlet-mappingタグを利用して定義します。
JavaServer Facesアプリケーションに必ず必要です。
Apcoordinatorのファクトリクラス名初期化パラメタ(factory)を利用して定義します。
アプリケーションクラスを作成する場合は必ず必要です。
UJIタグ用のタグライブラリファイルUJIタグを利用する場合には必ず必要です。

次にweb.xmlの例を示します。


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<!DOCTYPE web-app
   PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.3//EN"
   "http://java.sun.com/dtd/web-app_2_3.dtd">
   
<web-app>
  <context-param>
    <param-name>factory</param-name>
    <param-value>mypkg.MyFactory</param-value>
  </context-param>

  <servlet>
    <servlet-name>Faces Servlet</servlet-name>
    <servlet-class>javax.faces.webapp.FacesServlet</servlet-class>
    <load-on-startup>1</load-on-startup>
  </servlet>

  <servlet-mapping>
    <servlet-name>Faces Servlet</servlet-name>
    <url-pattern>/faces/*</url-pattern>
  </servlet-mapping>

  <taglib>
    <taglib-uri>ujijsf-taglib</taglib-uri>
    <taglib-location>/WEB-INF/ujijsf.tld</taglib-location>
  </taglib>
</web-app>

注意
JavaServer Facesの仕様では、UIコンポーネントの状態の保存場所としてクライアントまたはサーバを指定することができます。UIコンポーネントの状態の保存場所を指定するには、コンテキストパラメタjavax.faces.STATE_SAVING_METHODclient(クライアントで保存)またはserver(サーバで保存)を指定します。省略時は、サーバとなります。保存場所としてクライアントを指定した場合、UIコンポーネントの状態がシリアライズされた形式で隠しパラメタに保存されるため、以下のセキュリティ上の問題があります。このため、コンテキストパラメタjavax.faces.STATE_SAVING_METHODは、省略するかserverに設定することを推奨します。

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