Apcoordinator ユーザーズガイド
目次 前ページ次ページ

第5部 Webサービスの開発

第27章 概要

Apcoordinatorを利用することで、 XMLデータを送受信するSOAPサーバアプリケーションが容易に作成できます。
SOAPサーバアプリケーションとはSOAPの仕様を使いネットワーク上にサービスを公開するアプリケーションです。
SOAPは、通信インフラとしてインターネット標準のHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、XML(eXtensible Markup Language)を使用しています。
また、分散オブジェクト環境において、プラットフォームに依存しないアプリケーションのリモート呼び出し(Remote Procedure Call)を実現します。

SOAPサーバアプリケーションの作成にApcoordinatorを使用すると以下のような利点があります。

また、ApcoordinatorではInterstage SOAPとApache SOAPの2つをサポートしています。
それぞれを利用した場合の機能の違いはサーバ固有機能の利用を参照してください。

■SOAPサーバアプリケーションの動作

次の図に沿ってSOAPサーバアプリケーションの動作概要を説明します。
soapサーバアプリケーションの概要
1. クライアントからのサービスの呼び出し
Apcoordinatorアプリケーション、またはSOAPクライアントからSOAPサーバに対してサービスの呼び出しを行います。
2. SOAPサーバからサービスクラスの呼び出し
SOAPサーバは、登録された情報をもとにサービスクラスを呼び出します。
3. Apcoordinatorの呼び出し
SOAPサービスクラスから、Apcoordinatorを呼び出します。
4. ビジネスクラスの呼び出し
Apcoordinatorは、クライアントから送信されたXMLデータ、およびコマンド情報からビジネスクラスを呼び出します。
5. XMLデータの返却
ビジネスクラス内で処理されたXMLデータが、Apcoordinatorによってクライアントに返却されます。

■クライアントの作成

Webサービスを呼び出すプログラムの作成方法については以下を参照してください。
クライアントアプリケーション呼び出されるWebサービス参照する節
Apcoordinatorで作成するアプリケーション Apcoordinatorで作成したSOAPサーバアプリケーション リモート共通インタフェース
Apcoordinatorで作成したWebサービスの呼び出し
一般的なWebサービス 一般的なWebサービスの呼び出し
Apcoordinatorを利用せずに作成するアプリケーション Apcoordinatorで作成したSOAPサーバアプリケーション Apcoordinator以外のSOAPクライアントからのサービスの呼び出し

目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright © 富士通株式会社 2000-2005