Apcoordinator ユーザーズガイド
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第2部 Apcoordinatorコアの機能> 第11章 バックエンドとの連携> 11.3 利用可能なサービスアダプタ

11.3.2 メッセージ送信サービスアダプタ

イベントサービスPoint−To−Pointモデルにより、メッセージを送信する機能を提供します。送信メッセージは、javax.jms.BytesMessageの本文とし、UTF-8エンコーディング形式を使用してバイトメッセージを送信します。

AsyncServiceFactoryインタフェースで指定したサービス名が、asyncマップで定義したpostMsgタグのname属性と一致する場合に、メッセージ送信サービスアダプタを生成します。本サービスアダプタでは、直接呼び出しのみを行うことができます。

注意

イベントサービスについての詳細は、次のInterstageオンラインマニュアルを参照してください。

次は、MyPostMsgというサービス名のアダプタを直接呼び出しするasyncマップの定義例です。


  <postMsg name="MyPostMsg" transaction="false" jndi="MyJndi" 
      queueFactory="PostQueueFactory" queue="PostQueue" />

次は、上記asyncマップのサービスを利用するプログラム例です。


    AsyncServiceFactory factory
       = (AsyncServiceFactory)InitialFactory.createFactory(context, InitialFactory.ASYNCSERVICEFACTORY);
    // postMsgタグのname属性がMyPostMsgの環境を参照しサービスアダプタインスタンスを生成する。
    AsyncServiceAdapter adapter = factory.createAsyncServiceAdapter("MyPostMsg");
    adapter.begin(null);
    // executeメソッドを呼び出す。
    adapter.execute("送信メッセージ", null);
    ...

■beginメソッド

サービスアダプタを初期化します。
引数へはnullを指定します。

■executeメソッド

指定の文字列を送信します。
第一引数へは送信する文字列を指定します。
第二引数へはnullを指定します。

■getResultメソッド

常にnullを返します。

■MQ連携サービスの利用

メッセージの送信先をMQ連携サービスで使用するメッセージキューとすることで、MQ連携サービスのメッセージ送信機能を利用することが可能です。MQ連携サービスの詳細は、MQ連携サービス 説明書を参照してください。
以下に、MQ連携サービスを利用する場合の構成を図示します。
mq連携

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