Apcoordinator ユーザーズガイド
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第2部 Apcoordinatorコアの機能> 第8章 Webサービスの呼び出し> 8.4 各種機能の利用

8.4.4 トランスポートの使用

Apache SOAPのAPIを利用してWebサービス呼び出した場合、Apacheが用意しているSOAPクライアントアプリケーションのAPIを利用してプログラミングすることができます。
ここでは、SOAPサービスが提供するSOAPトランスポートを使用した場合のプログラミング方法について説明します。

注意
この機能は、Apache SOAPを使用した場合のみ使うことができます。

SOAPトランスポートを使用するためには、サービスを呼び出す直前に以下の記述を行います。

  1. SOAPHTTPConnectionクラスのインスタンスを生成します。
  2. setSOAPTransportメソッドで、UjiServiceCallクラスのオブジェクトにSOAPHTTPConnectionクラスのインスタンスを設定します。

以下に記述例を示します。



import com.fujitsu.uji.soap.SOAPCallFactory;
import com.fujitsu.uji.soap.UjiServiceCall;
  
public void someMethod(DispatchContext context, XmlDataBean dataBean) {
  ...
  // CallFactoryの取得
  SOAPCallFactory callFactory=(SOAPCallFactory)context.getCallFactory(CallFactory.SOAP);
  
  // UjiServiceCallの取得
  String url = new String("http://some.host/service");
  UjiServiceCall call =callFactory.createUjiServiceCall(url,"urn:foobar", SOAPCallFactory.APACHE);
  
  // トランスポートを獲得し、Basic認証の設定を行う例です。
  org.apache.soap.transport.http.SOAPHTTPConnection con = new org.apache.soap.transport.http.SOAPHTTPConnection();
  con.setUserName("username");
  con.setPassword("password");

  // トランスポートを設定します。
  call.setSOAPTransport(con);
  
  // サービスの呼び出し
  XmlDataBean response=(XmlDataBean)call.invoke(dataBean,verb);
  ...
}


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