Apcoordinator ユーザーズガイド
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第2部 Apcoordinatorコアの機能> 第7章 EJBの呼び出し> 7.6 EJBの再試行

7.6.1 EJB再試行機能の概要

EJB再試行機能は、セションBeanがアプリケーション例外を発生した場合に、再度自動的にセションBeanを呼び出す機能です。 セションBeanを呼び出すアプリケーションで使用します。 ロック中のデータベースにアクセスできなかったなどの原因で、セションBeanを再度呼び出すことで正常終了する可能性があるエラーが発生した場合に、その処理を再実行する目的で本機能を使用します。

ejb再試行機能

EJB再試行機能を使って呼び出せるのはApcoordinatorで作成したセションBeanです。 また、EJBの呼び出しにはリモート共通インタフェースを使用します。 EJB再試行機能を使用しないでセションBeanを呼び出す場合や、Webサービスを呼び出す場合と呼び出し方法が共通です。

Apcoordinatorを使用したセションBeanの作成方法はEJBアプリケーションの開発を参照してください。また、EJB再試行機能で呼び出すセションBeanを作成する際の注意点については、 セションBean作成時の注意事項を参照してください。

■再試行が実施される契機

アプリケーションがCallインタフェースのinvokeメソッドによってセションBeanを呼び出し、 セションBeanがある特定のアプリケーション例外を発生した場合に、ApcoordinatorがセションBeanの呼び出しを再試行します。再試行を起こすアプリケーション例外を再試行例外と呼びます。再試行例外として使用する例外クラスはリモートマップで指定します。

セションBeanがシステム例外を発生した場合は、再試行されません。 また、セションBeanオブジェクトの作成時は例外が発生しても再試行されません。

アプリケーション例外とシステム例外についてはEJBアプリケーションの開発例外処理を参照してください。


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