Apcoordinator ユーザーズガイド

2.3.2 Webサービス

Webサービスのためのフレームワークとしては、SOAPを利用したアプリケーションを作成するフレームワークを提供します。このフレームワークでは、入力としてXMLデータとコマンド名を受け取り、出力をXMLで返すSOAPサーバアプリケーションを作成することができます。

SOAPサーバアプリケーションは主に以下の要素で構成されます。

ビジネスクラス

SOAPサーバアプリケーションで行う処理を実行するJavaのクラスです。

データBean

ビジネスクラスに入出力されるデータを記憶するJavaのクラスです。データはXMLで記憶します。

コマンドマップ

入力データの種類とコマンド名の組に対し、呼び出されるビジネスクラスのメソッド名を指定するファイルです。

上記の構成要素の役割は、Webアプリケーションの場合とほぼ同じです。 異なるのは、クライアントとXMLでデータを送受信する点です。クライアントが送信したXMLはデータBeanに格納されてビジネスクラスに与えられます。ビジネスクラスが出力したデータBeanからXMLが取り出されてクライアントに送信されます。

ApcoordinatorによるWebサービスの作成の詳細については、Webサービスの開発を参照してください。