Apcoordinator ユーザーズガイド
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目次
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1.1 Apcoordinatorとは
Apcoordinator(エー・ピー・コーディネーター)は、Java(TM) 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)に従ったアプリケーションの構築を支援するアプリケーションフレームワーク製品です。
本製品では、Apcoordinatorのフレームワークに従って作成されたアプリケーションの実行機能を提供します。
■アプリケーションフレームワーク
ビジネスアプリケーションを作成する場合、まずアプリケーションの骨組みを決めてから、その骨組みに肉付けするようにアプリケーションを作成します。この骨組みのことをアプリケーションフレームワーク、または単にフレームワークといいます。
フレームワークを使ったアプリケーション開発では、ロジックや画面などのアプリケーション要素を規定に従った形で作成し、フレームワークにはめ込むことでアプリケーションを作成します。フレームワークの規定によって自由度が制限されますが、アプリケーションの骨格が明確となり、自然に保守や再利用の容易なアプリケーションを作成することになります。
■Apcoordinatorのフレームワーク
Apcoordinatorのアプリケーションフレームワークは、J2EEアプリケーションの支援を目的に設計されています。フレームワークに従ってアプリケーションを作成することで、次のようなメリットがあります。
- アプリケーションの構造を統一し、ソースプログラムの可読性を高めます。
- ロジックや画面などのアプリケーション要素を独立して作成し、保守性を高めます。
- アプリケーションの部品化を容易にし、再利用性を高めます。
- 通信などの部分をフレームワークで隠蔽し、自動処理します。
Webアプリケーションへのフレームワークの適用
■Apcoordinatorの支援するアプリケーション
Apcoordinatorは以下のアプリケーションの開発を支援します。
- Webアプリケーション
- JSP(JavaServer Pages)またはサーブレットを利用したWebアプリケーションのフレームワークを提供しています。画面とロジックの分離、構造化を支援します。
- 携帯端末向けに、iアプリを利用した画面フレームワークや、画面を分割して送信する機能を提供しています。
- アプレットとの通信機能を提供しています。
- EJB(Enterprise JavaBeans)
- EJBとWebフロントの親和性を高めるフレームワークを提供しています。
- Webサービス
- SOAP(Simple Object Access Protocol)によるWebサービスのフレームワークを提供しています。
- 電子フォームアプリケーション
- 紙の帳票と同じイメージの画面を使ったWebアプリケーションを容易に開発することができます。
Apcoordinatorの支援するアプリケーション
■製品の構成
Apcoordinatorは以下のコンポーネントから構成されています。
- Apcoordinatorコア
アプリケーションの構造を規定するフレームワークで、以下の機能があります。
- 実行制御機能
- XML操作
- EJB/SOAP呼び出し機能
- コマンドスクリプティング
- XMLデータ仕様記述
- アプリケーションログのサポート
- Webcoordinator
Webフロントに特化した機能を提供します。
また、携帯端末に対応し、アプリケーションの適用範囲を広げます。
- UJI(Unified JSP Interface)タグによる画面作成
- セション管理
- バイナリファイルの送受信
- データベースとの連携
- アプレットとの連携
- 携帯端末との連携
- Bccoordinator
EJB、Webサービス業務サービス層を構築するための機能を提供します。
- EJBセションBeanの作成支援
- SOAPサーバアプリケーションの作成支援
- Formcoordinator
電子フォームによるWeb画面の運用機能を提供します。
署名オプションで、電子フォームでの電子署名が可能です。
- J Internet Communication Kit(JICK)
グループウェア(メール、ディレクトリ等)へのアクセス機能を提供します。
製品の構成
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