Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
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第5章 セキュリティ機能> 5.2 HTTPトンネリング

5.2.1 CORBAサービスのHTTPトンネリング

 マルチシステム機能を使用した環境におけるCORBAサービスのHTTPトンネリングの運用方法について、デフォルトシステムと拡張システムでの違いを説明します。
 HTTPトンネリングを拡張システムで運用する場合、以下の操作に違いがあります。

 なお、HTTPトンネリングの運用方法の詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”を参照してください。

Webサーバの環境設定(InfoProvider Proを使用する場合)

 HTTPトンネリングを使用する場合、Webサーバ(InfoProvider Pro)にHTTP-IIOPゲートウェイを構築する必要があります。以下に手順を説明します。

 以下のファイルをInfoProvider ProのCGIディレクトリ配下に複写します。

 CORBAサービスインストールディレクトリ(デフォルト/opt/FSUNod)/lib/libOMhttp.so


 InfoProvider ProのCGIディレクトリは、“cgi-path-idnt”として定義されています。また、CGIディレクトリはシステム間で共有することもできます。詳細は、“セキュリティシステム運用ガイド”を参照してください。

HTTPプロキシサーバ使用時の設定

 プレインストール型ランタイム(Portable-ORB以外の実行環境)において、HTTPプロキシサーバを経由したHTTPトンネリングを行う場合、CORBAサービスのconfigファイルに以下の設定が必要です。

 なお、拡張システムでは、CORBAサービスのconfigファイルは以下のパスに格納されています。

 /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc

 http_proxy_use
 HTTPトンネリング機能の使用する(yes)/しない(no)を指定します。
 http_proxy
 HTTPプロキシサーバのホスト名を指定します。
 http_proxy_port
 HTTPプロキシサーバのポート番号を指定します。

 拡張システムのHTTPトンネリングの運用で、HTTPプロキシサーバを使用する場合

 /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc/config
  http_proxy_use = yes
  http_proxy = proxy.xxx.com
  http_proxy_port = 8080


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