Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
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第5章 セキュリティ機能> 5.1 SSLによる暗号化通信機能

5.1.1 Webサーバ(InfoProvider Pro)のSSLによる暗号化通信機能

 マルチシステム機能を使用した環境での、Webサーバ(InfoProvider Pro)のSSLによる暗号化通信機能の設定方法はデフォルトシステムと拡張システムで同じですが、次のことに注意して設計する必要があります。

1)SSL環境の設計

 複数のシステムで1つのスロット情報と運用管理ディレクトリ(以降、SSL環境)を共有できます。また、システムごとにSSL環境を持つこともできます。
 SSL環境は、作成時に指定するパスワードにより保護されています。そのため、システムごとに管理者が異なる場合は、システムごとにSSL環境を作成する必要があります。複数のシステムで管理者が同じ場合は1つのSSL環境で運用することもできます。

2)サイト証明書、TCP/IPの設計

 Webサーバ(InfoProvider Pro)のサイト証明書は、URL単位に取得します。そのため、各システムはIPアドレスにより区別される必要があります。SSL運用を行う場合はIPアドレスによりシステムを分離してください。
 SSL環境設定の詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”を参照してください。


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