Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド

3.3.5 SOAPサービス

　デフォルトシステムと拡張システムでの運用の違いは以下のとおりです。

• SOAPサービスはサーブレット・アプリケーションです。拡張システムでの操作は、Servletサービスに従ってください。
• 拡張システムのWebサービス情報ファイルは、以下のパス下に作成されます。
  　/etc/opt/FJSVsoap/MI/[拡張システム名]/etc/DeployService
  拡張システムでは、上記のパス名をWebサービス・マネージャの"deploy_filepath"に設定してください。
  詳細については"SOAPサービス ユーザーズガイド"の"環境構築"−"Webサービス実行環境の環境構築"−"Webサービス・マネージャの環境構築"を参照してください。
• 拡張システムで、Webサービス・マネージャによるディプロイ情報管理を行う場合は、SOAPサービスが提供する以下のコマンドの-Mオプションにシステム名、-urlオプションには、拡張システムのurlを指定してください。

  項	コマンド名	概要
  1	soapmodifydd	Webサービス情報管理の操作

• 拡張システムで、CORBA/SOAPクライアントゲートウェイを使用する場合は、SOAPサービスが提供する以下のコマンドの-Mオプションにシステム名を指定してください。

  項	コマンド名	概要
  1	soapgwaddclgw	CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ データ変換サーバントの活性化
  2	soapgwdelclgw	CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ データ変換サーバントの非活性化
  3	soapgwlistclgw	CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ データ変換サーバントの一覧表示
  4	soapgwstartclgw	CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ データ変換サーバントの起動
  5	soapgwstopclgw	CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ データ変換サーバントの停止

• 拡張システムで、SSL(暗号化)通信機能を使用する場合は、SOAPサービスが提供する以下のコマンドの-Mオプションにシステム名を指定してください。

  項	コマンド名	概要
  1	soapSetSecurity	SSL通信環境の作成
  2	soapMngSecurity	証明書発行の申請、証明書の登録

• 拡張システムで、SOAPクライアントアプリケーションを使用する場合は、以下の指定をJavaVMのシステムプロパティにしてください。

  　-Dcom.fujitsu.interstage.isas.SystemName=システム名