Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
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第3章 マルチシステム機能の運用> 3.3 サービスごとの運用

3.3.2 CORBAサービス

 マルチシステム機能を使用する場合の、CORBAサービスの運用方法について、デフォルトシステムと拡張システムの違いを説明します。

コマンドについて

 拡張システムの運用を行う場合は、CORBAサービスが提供するコマンドを以下の方法で操作対象のシステム名に対して指定する必要があります。システム名には、iscreatesysコマンドで指定したシステム名を入力して拡張システムへの操作を行います。デフォルトシステムについては、システム名の指定は必要ありません。

 なお、両方が指定されている場合には、コマンドの-Mオプションで指定したシステム名が有効になります。

 拡張システムの運用時に-Mオプションが必要となるコマンドを以下に示します。-Mオプションがないコマンドについては、拡張システムとして考慮する必要はありません。

アプリケーションの運用について

 CORBAサービスのアプリケーションを拡張システム上で運用する場合は、以下の方法で拡張システム名を指定する必要があります。システム名には、iscreatesysコマンドで指定したシステム名を入力して拡張システムへの操作を行います。

◆Java言語以外の場合

 なお、両方が指定されている場合には、引数で指定したシステム名が有効になります。

◆Java言語の場合

 システムプロパティで拡張システム名を指定します。
 Java言語で開発されたアプリケーションは、システムプロパティでjavaコマンドを実行する際に、以下のようなコマンドラインで拡張システム名を指定します。

 java -Dcom.fujitsu.interstage.isas.SystemName=拡張システム名 アプリケーション名

RCプロシジャによるCORBAサービスの自動起動について

 CORBAサービスは、通常Interstageのインストール後、マシンを再起動すると自動的に起動されます。また、拡張システムのCORBAサービスについては、iscreatesysコマンドを実施した後で、マシンを再起動することにより、以降はデフォルトシステム、拡張システムとも、CORBAサービスが自動的に起動されます。


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