SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用手引書 V2.1
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目次
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第4章 トラブルシューティング
4.2 トラブル対処方法
■リソースが登録されない。
- SafeCLUSTERが正常に動作しているか確認してください。
- ノード識別名がSafeCLUSTERに設定したものと同じであるか確認してください。
- リソース名が重複していないか確認してください。
■クラスタサービスが正常に起動できない。
- クラスタサービスに共用ディスクのリソース、引継ぎIPアドレスのリソース、SafeCLUSTER/HA for Oracleのリソースが含まれているか確認してください。
- 共用ディスクにアクセスできるか確認してください。
- 環境設定のORACLE_SID、Oracleユーザ名、ORACLE_HOMEに誤りがないか確認してください。
- tnsnames.ora、listener.oraの設定に誤りがないか確認してください。
- SafeCLUSTER/HA for Oracleのリソースを外した後、クラスタサービスを起動し、Oracleを手動で起動できるか確認してください。
■クラスタサービスが待機側で正常に動作しない。
- "2.3 Oracleの環境設定"を参照して、待機ノード側での設定が正しく行われているか確認してください。
- 共用ディスクにOracleのデータベース資産が全て含まれているか確認してください。
- Oracleをインストールしたユーザ名および、ユーザIDが運用ノードと同一であるか確認してください。
- tnsnames.ora、listener.oraの設定が運用ノードと同一であるか確認してください。
- SafeCLUSTER/HA for Oracleのリソースを外した後、クラスタサービスを起動し、Oracleを手動で起動できるか確認してください。
■クライアントから接続できない。
- サーバ側でリスナーが起動しているか確認してください。
- サーバのlistener.oraファイル、クライアント側のtnsnames.oraファイルの定義に論理IPアドレスを使用しているか確認してください。
■config$ORACLE_SID.oraファイルが存在しない。
- $ORACLE_BASE/admin/$ORACLE_SID/pfile/config$ORACLE_SID.oraファイルはOracleのインストーラでデータベースを作成した場合に作成されるファイルです。init$ORACLE_SID.oraファイルを手動で作成した場合など、config$ORACLE_SID.oraファイルは必要ありません。
■異常監視モニタがメモリリークする。
- $ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.oraファイルを一度viエディタで開いて最終行に改行コードを追加してください。インストール時に作成されるtnsnames.oraファイルは改行コードで終了していない場合があり、SolarisまたはOracleが無限ループしてしまうためです。
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