PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.1 |
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運用時、NetWorkerサーバは運用ノードで起動されており、待機ノードでは起動できません。したがって、待機側で共用ディスクをバックアップすることはできません。
ノードの異常などで、プロセス監視機構が正常に終了しなかった場合は、/var/opt/FJSVclntw/logsに、file.xxxx(xxxx は任意の数字) という名前の作業用ファイルが残る場合があります。
このファイルは、異常時の調査に使用する場合があります。
テープ搬送中等ライブラリのロボット操作を行っている時にフェイルオーバが発生した場合は、正常にバックアップが終了しない場合があります。その場合には、NetWorkerのコマンド「nsrjb -H」「nsrjb -I」を実行し、手動でバックアップを行ってください。
ノード起動時やノード切替え時にコンソール画面に以下のようなメッセージが表示される場合がありますが、動作に影響はありません。
syslogd: /nsr/logs/messages: 入出力エラー
syslogd: /nsr/logs/messages: ファイルもディレクトリもありません。
syslogd: /nsr/logs/summary": ファイルもディレクトリもありません。
当メッセージにあるファイルはNetWorkerサーバのログファイルで、syslogdを使用してこれらのログファイルへの書き込みを行なっています。/nsrディレクトリはノード起動時または切替え時に共用ディスクへのマウント処理が行われ、一時的にこれらのファイルが参照できなくなった状態で他のsyslogdを使用しているアプリケーションからのメッセージ出力が行われる際にこのメッセージ出力が発生します。Syslogdを使用している/var/adm配下のメッセージファイル等はこのメッセージが表示される間も正常に出力されます。また、NetWorkerサーバのこれらのログファイルには、NetWorkerが起動されていない状態であるために使用されません。
- NetWorkerが提供する”nsrck"コマンドを利用して、インデックスに異常がないかチェックする。
- 異常が検出されたインデックスに対して、”nsrck -F"コマンドを実行することにより修復する。
しかし、インデックス異常の種類によっては、”nsrck"コマンドでインデックス異常が通知されない場合があります。
”nsrck"コマンドでインデックス異常が通知されない場合は、インデックス自動修復を行うモードが選択されているにもかかわらず、インデックス自動修復はされないため、インデックス異常が原因でバックアップに失敗する場合があります。
このような現象が発生した場合は、”nsrck -F"コマンドを実行することにより、対象のインデックスを修復後、再度、バックアップをしてください。
以下にこの現象発生時のメッセージの例を示します。
nwadminのメッセージ:
(金) 13時05分06秒 cat:/var/tmp セーブ プール 'Default' (cat.004) [E0231-E0232]
(金) 13時05分12秒 cat:/var/tmp セーブ終了 プール 'Default' (cat.004) 23 MB [E0231-E022R-E0232]
(金) 13時05分13秒 cat:/var/tmp セーブ プール 'Default' (cat.004) [E0231-E0232]
(金) 13時05分19秒 cat:/var/tmp セーブ終了 プール 'Default' (cat.004) 23 MB [E0231-E022R-E0232]
(金) 13時05分20秒 cat:bootstrap セーブ プール 'Default' (cat.004) [E0231-E0232]
(金) 13時05分25秒 cat:bootstrap セーブ終了 プール 'Default' (cat.004) 104 KB [E0231-E022R-E0232]
(金) 13時05分25秒 cat:bootstrap セーブ プール 'Default' (cat.004) [E0231-E0232]
(金) 13時05分30秒 cat:bootstrap セーブ終了 プール 'Default' (cat.004) 104 KB [E0231-E022R-E0232]
(金) 13時05分31秒 savegroup alert: test 完了, 1 クライアント (cat 失敗) [E0281-404E-4043]
上記現象発生時、バックアップ対象セーブセットは正常に採取されているため、リカバリは可能ですが、インデックスは採取されていないため、再度バックアップすることをお勧めします。
この現象は、日本語環境でのみ発生します。
以下にこの現象発生時のメッセージの例を示します。
nwadminのメッセージ(メッセージが、セーブセット毎にリトライ数だけ繰り返されます):
(月) 09時41分40秒 index notice: 2 クライアントのチェックが完了しました [E0285-U03A]
(月) 09時41分58秒 savegroup info: 再起動します test (1 クライアント) [E0286-409B-409A]
(月) 09時42分01秒 savegroup info: cat:index メディア DB にサイクルがありません。full セーブを行います。
[E0286]
(月) 09時42分11秒 media info: 3590 tape cat.010 はクラッシュの前に書き込まれました [E0286-2702V]
(月) 09時42分19秒 media info: 0 レコードを読み,ファイル 15 の後に EOF マークをしました [E0286-27033]
(月) 09時42分20秒 /dev/rmt/1cbn マウント完了 3590 tape cat.010 [E0WK]
(月) 09時42分37秒 cat:/var/tmp セーブ プール 'Default' (cat.010) [E0231-E0232]
(月) 09時42分43秒 cat:/var/tmp セーブ終了 プール 'Default' (cat.010) 3 KB [E0231-E022R-E0232]
(月) 09時42分43秒 savegroup info: cat:index メディア DB にサイクルがありません。full セーブを行います。
[E0286]
(月) 09時42分44秒 cat:bootstrap セーブ プール 'Default' (cat.010) [E0231-E0232]
(月) 09時42分50秒 cat:bootstrap セーブ終了 プール 'Default' (cat.010) 624 KB [E0231-E022R-E0232]
(月) 09時42分51秒 savegroup alert: test 完了, 1 クライアント (cat 失敗) [E0281-404E-4043]
(月) 09時43分21秒 write completion notice: ボリューム cat.010 への書き込みが完了しました
[E0285-270R2]
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