PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.1
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上へ第2章 設定・インストール
上へ2.1 環境設定
上へ2.1.3 サーバクラスタの環境設定

2.1.3.7 NetWorkerのライセンス登録 

■ NetWorkerのライセンス登録

サーバクラスタの場合、通常とは異なったNetWorkerのライセンス申請が必要になります。

NetWorkerのイネーブラコードおよびオーソリゼーションコードは、以下の手順で入力/申請します。

◆ 操作手順

  1. 運用ノードでNetWorkerサーバが正常に起動されていることを確認します。

    NetWorkerのライセンス入力は、PRIMECLUSTER、NetWorkerおよびPRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerインストール後、運用ノードでNetWorkerサーバが起動された状態で行います。

  2. 運用ノードにスーパ・ユーザでログインします。
  3. 次のコマンドを使用して、管理プログラム(nwadmin)を起動します。

    # nwadmin &

  4. メニューバーの「サーバ」から[登録]ウィンドウを開きます。
  5. <作成>を選択します。
  6. 「Enabler code 」フィールドにイネーブラコードを入力します。
  7. メニューバーの「サーバ」から「サーバの設定…」の[サーバ]ウィンドウを開き、名前、住所、電話番号、電子メール情報を入力します。
  8. 以下のファイルを作成します。

    /nsr/res/hostids

  9. 手順8.で作成した/nsr/res/hostidsファイルに、以下の形式で運用ノードおよび待機ノードのhostidを記述します。

    運用ノードのhostid:待機ノードのhostid(:待機ノードのhostid ※)

    ※3台のノードでのサーバクラスタ形態をとるときに記述します。

    各ノードのhostidは、それぞれのノード上でhostidコマンドを実行することにより、求めることができます。

    各ノードのhostidが以下の場合、

     運用ノードのhostid:12345678

     待機ノードのhostid:87654321

    以下のように記述します。

     12345678:87654321

    各ノードのhostidが以下の場合、

     運用ノードのhostid:12345678

     待機ノードのhostid:87654321

     待機ノードのhostid:98765432

    以下のように記述します。

     12345678:87654321:98765432

  10. ユーザアプリケーションの切替えや全ノード再起動を実施し、NetWorkerサーバを再起動します。その後、管理プログラム(nwadmin)を再起動します。
  11. [サーバ]ウィンドウを表形式の表示に変更して、[サーバ]リソースの内容を出力します。
  12. この後の手順は、通常のNetWorkerのライセンス申請と同様です。

    手順11.の出力結果を参考にライセンス・パスワード申請書に必要事項を記述し、パスワード発行センターまでお送りください。

    後日、"authorization code "が届いたら、[登録]ウィンドウの「Auth Code 」フィールドにオーソリゼーションコードを入力し、その変更を適用します。オーソリゼーションコードを入力すると、NetWorkerの永続使用が可能になります。

NetWorkerのイネーブラコードおよびオーソリゼーションコードの詳細については、NetWorkerのマニュアルを参照してください。

上記操作は運用ノードからのみ行います。待機ノードで行う必要はありません。


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