Interstage Application Server 移行ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第5章 Interstage Application Server V4からの移行> 5.5 SOAPサービスの移行

5.5.2 soapdd2wsddコマンドによる移行

 ここではInterstage Application Server V4(ISAPS4)の他システムからsoapdd2wsddコマンドによる移行手順について説明します。
 なおsoapdd2wsddコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

■はじめに


 上書きインストールを行う前に、ISAPS4のシステム運用で使用していた(移行する)Webサービス情報管理ファイルのディレクトリ名を確認してください。


 ISAPS4のシステム運用で使用していた(移行する)Webサービス情報管理ファイルのディレクトリ名を確認してください。

■移行手順


 以下に移行手順(上書きインストール後の例)を示します。

1.上書きインストールを実施して、システムを再起動します。
2. Webサーバを停止します。
3.Interstageを停止します。
  isstop -f
4.Interstage管理コンソール用Servletサービスを停止します。
  C:\Interstage\F3FMjs2su\bin\jssvstop
5.soapdd2wsddコマンドを使用して、ISAPS4のWebサービス情報を変換します。
 変換先のWebサービス情報管理ファイルに、変換元と同名のWebサービス識別名が存在した場合は、上書きせずにsoapdd2wsddコマンド実行ディレクトリにlog_same.wsddを出力します。
  soapdd2wsdd -none -i C:\tmp\deppath -sf log_same.wsdd -info C:\tmp\logdd2wsdd.txt


 以下に移行手順を示します。

1.ISAPS4システムのWebサーバを停止します。
2.ISAPS4システムのServletサービスを停止します。
3.ネットーワーク(FTP等)を経由、もしくは外部媒体を使用してWebサービス情報管理ファイルをISAPS4システムから新バージョンのシステムに転送します。
4.新バージョンのWebサーバを停止します。
5.新バージョンのInterstageを停止します。
  isstop -f
6.新バージョンのInterstage管理コンソール用Servletサービスを停止します。
  /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop
7.soapdd2wsddコマンドを使用して、ISAPS4のWebサービス情報を変換します。
 変換先のWebサービス情報管理ファイルに、変換元と同名のWebサービス識別名が存在した場合は、上書きせずにsoapdd2wsddコマンド実行ディレクトリにlog_same.wsddを出力します。
  soapdd2wsdd -none -i /tmp/deppath -sf log_same.wsdd -info /tmp/logdd2wsdd.txt

■移行結果の確認

◆Webサービス情報管理ファイルの移行結果の確認

 soapdd2wsddコマンドの-infoオプションで指定したファイルに移行結果が出力されます。-infoオプションを省略した場合は、標準出力に出力されます。

◆同名のWebサービス識別名の有無の確認

 同名のWebサービス識別名が存在していた場合、移行しなかったWebサービス情報をファイルに出力します。
 移行モードが-noneオプションと-sfオプションを指定した場合は、同名のWebサービス識別名が存在していたために移行しなかったWebサービス情報を-sfオプションで指定したファイルに出力します。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005