Interstage Application Server 移行ガイド |
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第1章 旧バージョン・レベルからの変更 | > 1.2 旧バージョン・レベルのユーザ資源の互換 |
旧バージョン・レベル |
本バージョン・レベルでの使用可否 |
---|---|
V1.x |
○ *1 |
V2.x |
○ *1 |
V3.x |
○ *1 |
V4.x |
○ *1 |
V5.x |
○ *1 |
V6.0 |
○ |
V7.0 |
○ |
[○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]
*1:configファイルのパラメタが一部変更されています。
−廃止パラメタ
・max_IIOP_init_con
・max_IIOP_req_per_con
−新規パラメタ
・max_IIOP_resp_requests
・max_IIOP_local_init_con
・max_IIOP_local_init_requests
旧バージョンのconfigが使用された場合でも内部ロジックで適切値に読み替えを行うので問題はありませんが、“チューニングガイド”を参照してconfigを見直すことを推奨します。
新規パラメタと廃止パラメタの両方が設定されている場合は新規パラメタの設定が優先されます。
また、configのパラメタ変更に伴いodprtcurparamコマンドの出力が変更されています。odprtcurparamコマンドの出力については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
旧バージョン・レベル |
本バージョン・レベルでの使用可否 |
---|---|
V1.x |
△ *1,*4,*5 |
V2.x |
△ *1,*2,*4,*5 |
V3.x |
△ *2,*3,*5 |
V4.x |
△ *2,*3,*5 |
V5.x |
△ *2,*5,*6,*7 |
V6.0 |
△ *2,*5,*6,*7 |
V7.0 |
○ *8 |
[○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]
*1:ユーザアプリケーションは、動作しない可能性があります。このとき、再コンパイルなどが必要となりますので、移行に際しては十分確認した上で使用してください。
*2:OOCOBOLアプリケーションは、異なるバージョン間でのバイナリ互換がありません。移行する場合には、再ビルドを行ってください。
*3:Windows(R)用のCOBOLユーザアプリケーションにおいて、動的起動インタフェース、またはインタフェースリポジトリのインタフェースを使用している場合、V5.x以降ではバイナリ互換がありません。移行する場合には、COBOLのユーザアプリケーションの再ビルドを行ってください。
*4:CORBA標準対応のため、オブジェクトリファレンスのエンコード方式が一部変更されました。このため、以下の条件の時、下位バージョンを使用しているPortable-ORB以外のクライアントアプリケーションでFREE_MEM例外が発生する場合があります。
1) クライアントマシンにV2.0/V2.0L10以前のINTERSTAGEがインストールされている、かつ
2) サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにコード系を指定している場合。
また、下位バージョンのPortable-ORBを使用している場合は以下の条件の時Portable-ORBクライアントでMARSHAL例外が発生します。
1) クライアントマシンでV2.1/V2.0L20以前のPortable-ORBを使用している、かつ
2) サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスにコード系を指定している場合。
本件の現象が発生した場合は技術員に連絡してください。
*5:Windows(R)用のC/C++ユーザアプリケーションは、V7.0L10以降ではバイナリ互換がありません。これは、CORBAサービスが提供しているライブラリのコンパイルオプションが変更されたためです。そのため、ユーザアプリケーションを移行する場合にはユーザアプリケーションのコンパイルオプションも変更してアプリケーションを再ビルドする必要があります。詳細については、“Windowsアプリケーションのコンパイルオプション変更について”を参照してください。
*6:Windows(R)用のC++ CORBAワークユニットアプリケーションにおいて、古いiostreamライブラリを使用して標準出力、標準エラー出力にデータを出力している場合、V7.0L10以降ではstdout,stderrファイルにデータが出力されません。iostreamライブラリを標準C++ iostreamライブラリに変更して、ユーザアプリケーションの再ビルドを行ってください。詳細については“OLTPサーバ運用ガイド”の“カレントディレクトリ”を参照してください。
*7:V6.0L10以前では、COBOL言語で作成したCORBAワークユニットアプリケーションにおいて、翻訳時に翻訳オプション“SSOUT(環境変数情報名)”を指定していなくても、DISPLAY文の出力がstdoutファイルに出力される場合がありましたが、V7.0L10以降では、“SSOUT(環境変数情報名)”を指定しないと、ワークユニット停止時にアプリケーションがハングアップする場合があります。翻訳時に翻訳オプション“SSOUT(環境変数情報名)”を指定して再ビルドを行ってください。詳細については“OLTPサーバ運用ガイド”の“カレントディレクトリ”を参照してください。
*8:ネーミングサービスにおける日本語バインディング名の使用は、旧バージョン互換用の機能です。日本語バインディング名を使用する場合は、Interstage Application Server V6.0以前のマニュアルを参照してください。
SSL環境は移行することはできません。Interstage管理コンソールを使用してSSL環境を再構築する必要があります。SSLの環境設定については“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”を参照してください。
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