Interstage Application Server 移行ガイド
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第1章 旧バージョン・レベルからの変更> 1.2 旧バージョン・レベルのユーザ資源の互換

1.2.7 SOAPサービスの資源

 SOAPサービスは、以下の製品で利用可能です。

1)環境定義ファイル

 “SOAPサービス ユーザーズガイド”の“サーバシステムの環境構築”および“Webアプリケーションファイルの編集”を参照して、旧バージョンと同様な環境を構築してください。
 Webサービス情報管理ファイルをInterstage V5から移行する場合は“SOAPサービスの移行”を、Interstage V4から移行方法する場合は“SOAPサービスの移行”を参照してください。

2) Webサービスのセキュリティ環境

 旧バージョンのサーバシステム上に構築したWebサービスで使用するセキュリティ環境はV6.0で使用することはできますが、移行することはできません。soapSetSecurity、soapMngSecurityコマンドで操作してください。
 Interstage管理コンソールからWebサービスのセキュリティ環境を構築および操作するためには、Interstage証明書環境を構築する必要があります。詳細については“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”を参照してください。
 なおクライアントシステム上に構築したWebサービスのセキュリティ環境はsoapSetSecurity、soapMngSecurityコマンドで操作してください。

3) ユーザデータ(Webサービス情報管理ファイル)

旧バージョン・レベル

本バージョン・レベルでの使用可否

V4.x

× *1

V5.0

× *1

V5.1

V6.0

V7.0

 [○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]

 *1:soapdd2wsddコマンドを使用して旧バージョン・レベルのWebサービス情報管理ファイルを現バージョン・レベルの形式に変換できます。

4) ユーザデータ(CORBA/SOAPゲートウェイ)

旧バージョン・レベル

本バージョン・レベルでの使用可否

V4.x

V5.x

V6.0

V7.0

 [○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]

5) Webサービス情報編集ツール

 Webサービス情報編集ツールは、Interstage管理コンソールから起動します。ディレクトリサービスで管理していた認証情報はシステム認証に移行する必要があります。

6) 旧バージョンのJavaクラスライブラリのAPIを使用したRPCアプリケーション

旧バージョン・レベル

本バージョン・レベルでの使用可否

V4.x

V5.x

V6.0

V7.0

 [○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 −:定義が存在しない。]

 RPCアプリケーションのパラメタおよび返り値に含まれる配列型は、単一参(変数の値ごとにインスタンスが生成されます)になります。


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